川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「虫歯を放置することで起こる問題」です。
虫歯の放置は厳禁と言われていますが、もし放置したらどうなるのでしょうか?
確かに虫歯の治療はつらいですし、それを嫌に思って放置したくなる気持ちは理解できます。
しかし、本当に放置してしまうとそんな虫歯の治療が楽に思えるほどの問題がいくつも起こるのです。
そこで、ここでは虫歯を放置することで起こる問題を実際にいくつか挙げてみます。
「虫歯の治療=歯を削る」というイメージを持つ人が多いですが、そうとは限りません。
虫歯の治療は虫歯の進行度によって全く違うものになるのです。
例えば、虫歯になりたての初期段階なら削らずに治療することが可能です。
一方で、虫歯が進行すればするほど歯を削る量も多くなりますし、治療で痛みを感じるようにもなります。
特に神経まで進行した虫歯の治療は深刻で、神経を除去して清掃する根管治療まで必要になるのです。
また、あまりに酷く進行して歯がボロボロになってしまえば、治療不可で抜歯せざるを得なくなります。
誰だって歯科医院に長く通いたい人はいないですし、できるだけ早く治療を終えたいですよね。
初期段階の虫歯なら実際に治療も早く終わりますが、進行するとそうはいかなくなります。
上記で説明したとおり虫歯が進行すればするほど治療は大掛かりなものになります。
そうなると治療期間も長くなり、結果的に長期間の通院が必要になるのです。
また、治療期間が長くなれば当然それは治療費にも影響してきます。
虫歯を放置してしまうと、いざ治療する時に治療期間も長くなって治療費も高くなるのです。
歯を失う要因は歯周病だけではありません。虫歯によって歯が失われることもあるのです。
最も、虫歯になっても早い段階できちんと治療すれば歯を失うことはありません。
しかし、そんな虫歯を放置してしまうと最終的に歯を失う結果になるのです。
そもそも虫歯を放置して重度の段階まで進行させてしまえば、その時点で歯はほとんど残っていないでしょう。
仮にそこで治療を受けたとしても治療不可で抜歯に至るケースが多く、その場合もやはり歯を失います。
失った歯は取り戻すことはできないですし、処置としても入れ歯やインプラント治療を行うしかなくなります。
虫歯が要因となる発熱や嘔吐、これは虫歯によって風邪を引くという意味ではありません。
虫歯が進行し続けることで骨髄まで虫歯菌に感染すると、顎の骨が腐って骨髄炎になります。
そして、骨髄炎になることで発熱や嘔吐といった体調不良を招くのです。
この場合、2つの深刻な問題点が生じます。
1つはこれが子供の場合、手足が動かせないほどの症状になり得るということです。
もう1つは、発熱や嘔吐の要因が虫歯にあるとは、診察した医師も気付きにくいということです。
要因に気付けなければ症状は改善されず、結果体調不良がずっと続くことになるのです。
虫歯は余程初期段階でない限り自然に治ることはありません。
放置すれば虫歯はどんどん進行し、やがて虫歯菌は全身にも回ってしまいます。
これは虫歯菌が最終的に血液に侵入し、血管を通じて全身に回ることが理由です。
さて、このように虫歯菌が全身に回ると、命にかかわる大きな病気を招く危険性があります。
例えば脳梗塞…虫歯菌が血管を通じて脳に回ることで起こる可能性のある病気です。
さらに、心臓に虫歯菌が回った場合も心筋梗塞が起こる可能性があるのです。
稀なケースではあるものの、実際に虫歯の放置でこうした病気を招き、死に至ったという事例もあります。
いかがでしたか?
最後に、虫歯を放置することで起こる問題についてまとめます。
これら5つのことから、虫歯を放置することで起こる問題が分かります。
虫歯は自然に治ることはないですし、放置すればこうした大きな問題が起こってしまいます。
逆に、いくら虫歯でも初期段階で治療すれば簡単に治すことができるのです。
初期段階なら治療で痛むこともないですし、そもそも削らずに治療できる可能性もあります。
このため、虫歯は絶対に放置してはいけません。放置すればするほど大きな問題を招き、
最終的には命にかかわるような深刻な病気が起こる危険性だってあるのです。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「総入れ歯になった際の噛み方のコツ」です。
総入れ歯にした当初は入れ歯の感覚に馴染めず、異物が入ったような違和感に覆われます。
そして、その影響を最も強く受けるのが食べ物を噛む時です。
総入れ歯で噛むことに不慣れな場合、その問題を解決するには慣れるしかありません。
そこで、ここでは総入れ歯になった際に覚えるべき噛み方のコツについて説明していきます。
噛み方のコツを知ることも大切ですが、総入れ歯の場合は食べ方も考えなければなりません。
と言うのも、いくら慣れて上手に噛めたとしても、天然の歯だった頃と全く同じものは食べられないからです。
総入れ歯の咬合力は天然の歯のそれと比べて3割ほどしかなく、決して噛む力が強いとは言えません。
このため、あまり硬いものを噛むことはできないですし、食べるものの大きさも重要になってくるのです。
食べ方の基本は2つで、1つは食べ物を一口大の大きさにしてよく噛んで食べることです。
もう1つは噛む力が弱い以上、一度にたくさん口の中に入れてしまわないことです。
ただし、食べ物の硬さにおいては慎重になりすぎるのも良くありません。
咬合力が弱いなんて言ってしまうと、やわらかいものばかりを食べようと思ってしまいがちですが、
極端にやわらかいものばかり食べてしまえば、噛むことの刺激が脳に伝わらず認知症の要因になり得ます。
上記で説明したとおり、やわらかいものばかり食べるのは認知症を招く恐れがあるので禁物です。
とは言え、総入れ歯にしたばかりの頃はまず総入れ歯で噛むことに慣れなければならないので、
最初はやわらかいものを食べるようにして、総入れ歯の噛み方に慣れていってください。
総入れ歯は天然の歯に比べて不安定なため、まるで異物を装着しているかのような違和感もあるでしょう。
この状態と噛み方に慣れなければ満足な食生活を送ることはできません。
やわらかいもので慣らしていき、その後は徐々に硬いものにチャレンジしてください。
ただし、いくらやわらかいものといってもイカやタコなどを噛むのは難しいですし、
チャレンジだからといって硬すぎるものを食べるのもおすすめできません。
いくら慣れたとしても、総入れ歯ではあまり硬いものを食べることはできないのです。
さて、ここからは噛み方の具体的なコツについて触れていきます。
総入れ歯で噛む時のコツは両側の歯で均等に噛むことです。
これは天然の歯にもいえる「噛み方の基本」ですから、特に難しい技術を要するというわけではありません。
最も、天然の歯の場合は丈夫ですから、この噛み方の基本を守らなくても大きな問題にはならないでしょう。
しかし、総入れ歯の場合はそうはいきません。なぜなら片側の歯だけで噛んでしまうと、
反対側が浮き上がって入れ歯で外れてしまうのです。分かりやすく例えるとシーソーの原理と同じです。
つまり、左右の歯で均等に噛むクセをつけることが必要ですし、前歯と奥歯も同じように使い分けてください。
ちなみに総入れ歯での前歯と奥歯の使い分けの基本は、「前歯で噛み切って奥歯ですり潰す」です。
前歯だけでずっと噛んでいると、やはりシーソーの原理で奥歯が浮き上がってしまいます。
「噛み方のコツ」というテーマからは逸れてしまいますが、
食生活の注意点という意味では食べものの温度を考えなければいけません。
まず総入れ歯の場合、入れ歯の構造上「上顎で温度を感じにくい」という特徴があります。
つまり天然の歯に比べて温度が感じにくくなるため、熱いものに対して鈍感になってしまうのです。
このため、本来なら食べられないほど熱いものも平気で食べられてしまいますし、
それが原因でお口の中や喉に火傷を招く恐れがあるのです。
もちろん飲み物においても同じことが言えますし、熱いものの飲食には注意が必要です。
ちなみに、近年では自費負担の入れ歯ならそれに対処した素材で仕上げてあるものも存在します。
ただし費用は格段に高くなってしまうため、希望する際は予算も考えなければなりません。
いかがでしたか?
最後に、総入れ歯になった際の噛み方のコツについてまとめます。
これら4つのことから、総入れ歯になった際の噛み方のコツが分かります。
総入れ歯の噛むコツは「左右両側の歯で均等に噛む」、「前歯で噛み切って奥歯ですり潰す」の2つです。
最も、これは天然の歯に言える「噛み方の基本」なので、総入れ歯ならではのコツというわけではありません。
しかし、総入れ歯は天然の歯に比べて咬合力も弱く、さらに外れるという欠点を持っています。
このため、しっかりと基本を守った噛み方をしなければならないのです。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「噛み合わせの悪さが及ぼす悪影響」です。
虫歯や歯周病に比べて、噛み合わせの悪さを気にする人は少ないです。
噛み合わせが悪いのは仕方ないと諦めている人もいますし、
そもそも自分は噛み合わせが悪いかどうか分からないという人もいるでしょう。
確かに、噛み合わせが悪いこと自体は病気ではないため、軽視されがちなのは仕方ないのかもしれません。
しかし、噛み合わせの悪さはお口の中はもちろん、身体の至るところに悪影響を及ぼす事実があるのです。
虫歯を予防するにはプラークの除去が必須ですが、噛み合わせが悪いことでこれに支障が出てきます。
まず、噛み合わせが悪い要因が歯並びの悪さにある場合、歯磨きの精度が落ちてしまいます。
歯並びが悪いことで磨きにくい箇所が発生し、その箇所にプラークが溜まってしまうのです。
さらに噛み合わせが悪いことで噛んだ時に歯と歯があたらず、自然なプラークの除去もできなくなるのです。
本来なら噛むたびに歯同士があたってプラークがこぼれ落ちますが、これができなくなるわけです。
歯を磨きにくく自然にプラークが落ちない…これらが原因で虫歯になるリスクが高まります。
噛み合わせが悪いことが分かれば、自分の歯並びに自信が持てなくなります。
また、噛み合わせが悪いことで顎の形が変形し、それが顔の輪郭にも影響してきます。
さらに噛み合わせの悪さが発音のしづらさを招くこともあるのです。
そして、これらはいずれもコンプレックスを抱く要因になり得ます。
歯並びが悪くて人前で笑顔を見せにくい、顔の輪郭が悪いことで自分の顔に自信が持てない、
発音しづらいことで人と会話しにくい、いずれも深刻なコンプレックスに繋がります。
顎関節症自体は、噛み合わせの良し悪しに関係なく起こる症状です。
しかし、噛み合わせの悪い人はそうでない人に比べて起こりやすく、さらに悪化もしやすいのです。
これは、噛み合わせが悪いことで顎関節に大きな負担を掛けてしまうのが要因です。
顎関節症は悪化させてしまうと顎に痛みを感じるようになりますし、
会話や食事の時にお口も開きにくくなってしまいます。さらに全身のバランスが崩れることもあり、
そうなると姿勢が悪くなって腰痛を招くこともあるのです。
噛み合わせの悪さは患者さんだけでなく、治療する歯科医側にも悪影響があります。
と言うのも、噛み合わせや歯並びが悪ければ治療の精度が落ちてしまうからです。
例えば虫歯をチェックする際、歯並びが悪ければ虫歯を見逃してしまう可能性もあるでしょう。
また、歯並びが悪いと歯が斜めになっているなど、デコボコした状態で治療しなければなりません。
その結果歯が割れる、神経に近づきすぎて治療で痛むなどのトラブルを招く危険性もあるのです。
このように症状を見逃す、治療がしづらくなるといった問題が起こります。
身体の筋肉の中には、「広頸筋」や「側頭筋」といった噛む筋肉も存在しています。
そして、噛み合わせが悪いことでこれらの筋肉に悪影響を及ぼし、
それが原因で頭痛や肩こりを引き起こします。例えば広頸筋は、首から肩にかけて繋がっています。
噛み合わせが悪さによって筋肉のバランスが悪くなると、広頸筋が影響を受けて肩こりを招きます。
また、側頭筋は顎の関節から頭の横にかけて繋がっているため、
噛み合わせが悪いことで側頭筋が緊張してしまい、その影響で頭痛を招いてしまうのです。
もしお口の中に被せ物やインプラントなどの人工の歯がある場合、
噛み合わせが悪いことでこれらにダメージを与えてしまいます。
なぜなら、噛み合わせが悪いことでこれらに過剰な力が掛かってしまう可能性があるからです。
実際に被せ物やインプラントをした際には噛み合わせの調整を念入りに行いますし、
治療後においても定期的に噛み合わせを確認して微調整を行います。
いくら丈夫なインプラントでも、噛み合わせの悪さによるダメージが蓄積されれば破損や劣化を招きます。
いかがでしたか?
最後に、噛み合わせの悪さが及ぼす悪影響についてまとめます。
これら6つのことから、噛み合わせの悪さが及ぼす悪影響が分かります。
噛み合わせが悪いとお口の中だけでなく、身体全体に様々な悪影響を及ぼします。
つまり、噛み合わせを改善することは身体全体の健康維持にも繋がるのです。
もしあなたが現在頭痛や肩こりで悩んでいるなら、それは噛み合わせの悪さが原因なのかもしれません。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「虫歯とはどんな状態なのか」です。
大抵の人は歯が痛くなることで、自分が虫歯になったことに気付きます。
しかし、その状態で歯科医院に行っても既に虫歯が進行しているケースがほとんどですし、
実際に痛みという自覚症状は進行した虫歯ならではの症状です。
と言うことは、それ以前も歯は虫歯の状態であったわけで、
ここではどんな状態になると虫歯と言えるのかを説明します。
虫歯の要因となるのはミュータンス菌、いわゆる虫歯菌です。
虫歯菌が酸を出すことで歯が溶かされますが、実際に歯が溶けてしまうとその時点で虫歯になります。
つまり「虫歯とは?」の質問に答えるなら、「歯が虫歯の出す酸で溶かされる病気」というのが正解です。
最も、酸で歯が溶けるといっても急激にみるみる溶けてしまうわけではありません。
特に初期段階の虫歯は歯の表面しか虫歯菌に侵されておらず、エナメル質の影響で痛みも感じません。
このように、痛みがなくても虫歯の状態になっていることもあり得ます。
歯は刺激に対して敏感なので、本来なら虫歯になった瞬間に歯が痛むでしょう。
しかし、そうならないのは歯の表面がエナメル質に覆われているからで、
エナメル質は歯を保護する役割を持っています。
このため、エナメル質だけが侵されている初期段階の虫歯には痛みがないのです。
しかし、虫歯が進行すればエナメル質の奥にある象牙質も虫歯菌に侵されます。
象牙質は刺激に対して敏感ですから、ここが虫歯菌に侵されることで痛みを感じるようになるのです。
つまり虫歯で歯が痛む時は、既に虫歯が進行して象牙質が侵されていることを意味します。
虫歯は自然には治らないですが、痛みが一定以上になるとその後は逆に全く痛まなくなります。
これは虫歯が治ったわけではありません。この流れを虫歯の進行に合わせて説明すると、
まず虫歯が象牙質に進行することで痛みを感じるようになります。
さらに虫歯を放置すると今度は歯髄、つまり歯の神経まで進行し、そうなると痛みは激痛に変化します。
ここで神経が完全に破壊されてしまうと、それによって痛みを全く感じなくなるのです。
つまり虫歯が痛む人がある日突然痛まなくなったら、それは治ったのではなく神経まで破壊されたのです。
一般的には歯が溶かされてしまうことが虫歯の症状で、それに伴って痛みも感じます。
しかし、治療を怠っているとそれ以上の症状が起こります。
虫歯菌は歯をボロボロにしても生き続け、やがては血液に侵入して血管を通じて全身に回ります。
そうなると、場合によっては脳梗塞や心筋梗塞といった症状を引き起こし、
実際に虫歯菌が原因で大きな病気を引き起こし、死に至ったという事例もあるのです。
つまり虫歯は放置してしまうことで本当の怖さを発揮すると言っても過言ではありません。
虫歯菌はプラークの中に存在しているため、毎日プラークを確実に除去することが大切ですが、
そのためにはブラッシングだけでは不充分です。確実にプラークを除去するなら、
歯と歯の隙間を綺麗にできるデンタルフロスも使用すべきでしょう。
また、歯科医院で定期検診を受けることも効果的です。
その際にクリーニングを行うことでプラークも歯石も除去できますし、
歯石は歯磨きでは除去できないため、歯石除去のためには歯のクリーニングは必須です。
何より口の中もチェックしてもらうことで予防だけでなく虫歯の早期発見も可能です。
早期発見できれば、例え虫歯になっても大きな問題にならないですし、症状次第では歯を削らずに治せます。
いかがでしたか?
最後に、虫歯とはどんな状態なのかについてまとめます。
これら5つのことから、虫歯とはどんな状態なのかが分かります。
虫歯といえば歯が痛むことくらいしか想像しにくかったかもしれませんが、
こうやって解説することで虫歯に関する細かいことが分かります。
また、それと同時に虫歯が持つ怖さを知ることもできるでしょう。虫歯を予防するのは実はそれほど難しくなく、
しっかりと歯磨きをして歯科医院で定期検診を受けていれば高い予防効果を得ることができます。
虫歯の怖さを知り、改めて虫歯予防の徹底を考えてもらうための機会として、今回の記事を役立ててください。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「歯磨きした時に歯茎から出血する原因」です。
歯磨きした時に歯茎から出血した場合、考えられる原因は2つあります。
1つは歯磨きの仕方に問題がある可能性、もう1つは歯周病である可能性です。
最も、歯磨きの仕方が問題だとしても歯周病だとしても、
なぜ歯茎から出血するのか疑問に思う人もいるでしょう。
そこで、ここではこれらが原因でなぜ歯茎から出血するのかについて解説していきます。
歯磨きの仕方が悪いことで、歯茎から出血してしまうことがあります。
これは簡単なことで、歯磨きによって歯茎が傷ついてしまうからです。
例えば、強い力で歯を磨いた時に歯茎まで擦ってしまうと、歯茎が傷ついて出血してしまうことがあります。
また、歯間ブラシを使用している人はそれを無理やり行ってことで歯肉を傷つけることがあるのです。
この場合の歯茎からの出血はケガによる出血と同じようなものですから、歯茎もヒリヒリするでしょう。
逆に言えば、歯茎から出血してヒリヒリする時は歯磨きの仕方が原因である可能性が高いと言えます。
100%断言はできないものの、歯磨き中の歯茎からの出血は歯周病である可能性が最も高いです。
つまり、歯磨きした時に歯茎から出血した場合は歯周病かもしれないという警告だと受け取ってください。
さて、なぜ歯周病になると歯磨きした時に歯茎から出血するのでしょうか。
歯周病になると歯茎が炎症を起こしますが、この時歯茎は細菌から身を守ろうとある方法で防御します。
それは細菌と戦うために白血球を集めることで、それによって無数の毛細血管が集まります。
ちなみに、炎症を起こした歯茎は赤くなっていますが、それは毛細血管が集まっている影響です。
この毛細血管に細い特徴があるため、ちょっとした刺激で破れて出血してしまいます。
つまり歯磨きしたことが刺激となって毛細血管を破り、その影響で歯茎から出血するというわけです。
実際に歯茎からの出血の原因が歯周病だとして、その場合は歯科医院での治療が必要です。
ちなみに、歯茎からの出血は自覚症状であって歯周病がもたらす症状ではありません。
歯周病は放置すると進行しますし、もっと怖い症状をもたらします。
初期段階で歯茎に炎症を引き起こし、進行することで顎の骨を徐々に溶かしていきます。
顎の骨は歯を支える役割を持っているため、それが溶かされることで歯がグラついてしまいます。
そして、最終的には歯が抜け落ちてしまうのです。
磨きした時に歯茎から出血する場合、上記で解説したとおり最も可能性が高いのは歯周病です。
また、歯磨きの仕方に問題がある可能性もありますが、それ以外の可能性も考えてみます。
そして他に考えられるのが、喫煙による影響です。
と言うのも、喫煙する人は歯茎の内側が腫れた状態になっているため出血しやすいからです。
他には、歯ぎしりによる影響の可能性もあります。歯ぎしりすることで歯に負担が掛かり、
それによって歯茎が炎症を起こして出血しやすくなるのです。
歯周病や歯磨きの仕方の問題以外には、このような可能性が考えられます。
歯茎から出血することで歯磨きに抵抗を感じる人もいるでしょうが、歯磨き自体はその後も必要です。
歯磨きしなければ細菌が増殖する一方ですし、それらの中には虫歯菌や歯周病菌も含まれているのです。
このため、歯茎から出血した後の歯磨きは必要ですが、磨き方そのものは考えなければなりません。
まず、同じような出血を防ぐためやわらかめの歯ブラシに交換し、優しく磨くことを意識してください。
イメージで言うならマッサージをするように磨けばいいでしょう。
それでも出血することはあるものの、その磨き方を続けていればいずれ出血はしなくなります。
いかがでしたか?
最後に、歯磨きした時に歯茎から出血する原因についてまとめます。
これら5つのことから、歯磨きした時に歯茎から出血する原因が分かります。
実際にこうした事態になった時には、まず歯科医院に行くことが大切です。
そうしなければ正確な原因は分からないですし、歯周病なら何より治療しなければなりません。
明らかに過剰な力で歯磨きしているなら別ですが、そうでないなら口の中で何らかの問題が起こっており、
歯茎からの出血はそれを教える警告でもあるのです。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。今回のテーマは「歯周病の治療方法」です。
歯周病は、歯を失う要因のトップに君臨するほど日本人にとって深刻な病気です。
このため、インターネットや歯科医院では歯周病に関する説明記事がたくさん存在します。
最も、症状について説明する記事は溢れているものの、治療方法を説明する記事は少ないですね。
実際に、虫歯の治療方法は知っているけど歯周病の治療方法は分からないという人は多いでしょう。
そこで、ここでは歯周病の治療方法について説明していきます。
以下で歯周病の治療方法を紹介していきますが、例外なく全ての治療を行うわけではありません。
歯周病の進行度は初期段階と中期段階の重度段階の3つに分けられており、
どの治療を行うかは歯周病の進行度によって決まるのです。
言うまでもなく、初期段階のように進行度が低ければ治療は簡単なものですみますが、
それ以降になってくると患者さんにとって精神的にも肉体的にもつらい治療が必要になるのです。
このため、患者さんとしては歯周病に気づいたら一刻も早く歯科医院で治療を受けることが大切です。
これは患者さん自身が行うことで、簡単に言えば付着したプラークを除去することを示します。
具体的な方法はブラッシングになりますが、歯科医院ではその精度を高めるための指導を行います。
言わば正しい歯磨きの方法で、この指導を受けると受けないとでは歯磨きの効果に雲泥の差があるのです。
そもそも歯周病菌はプラークや歯石の中に潜んでいますし、プラークは毎日歯に付着します。
このため、正しい歯磨きの方法でプラークコントロールを行う必要があるのです。
また、正しい歯磨きの方法を覚えれば歯周病だけでなく虫歯予防にも効果があります。
歯周病を治すためには歯周病菌を除去する必要があるため、それが潜むプラークや歯石の除去を行います。
これは歯周病治療の基本であり、進行度関係なく必要になる治療です。
また、口の中をクリーニングするという意味では歯周ポケットの清掃も行います。
歯周ポケットとは歯と歯肉の間の溝のことで、歯周病になることでこの溝が深くなります。
そして溝の中にも細菌が繁殖するため、歯周ポケットの清掃にはそれを除去する目的があるのです。
初期段階の歯周病であれば、プラークと歯石除去にあわせてプラークコントロールを行うだけで治療可能です。
中期段階以降まで進行することで必要になる治療で、手術の目的は歯周ポケット内の清掃です。
歯周ポケットは歯周病の進行に比例して溝が深くなり、その溝の中には無数の細菌が繁殖しています。
このため溝の清掃が必要なのですが、歯周病が進行して溝が深くなると表面から清掃できなくなるのです。
そこで行うのがこのフラップ手術で、歯肉を切開することで歯周ポケット内の細菌を除去するのです。
また、フラップ手術は患者さんの負担を考慮して行わないという歯科医院もあるため、
プラークや歯石除去のように絶対に行う治療とまでは断言できません。
歯周病が脅威なのは顎の骨を溶かしてしまうからですが、その溶かされた骨を再生するための治療です。
歯肉を切開してエムドゲインを塗布することで、歯が生えた時と同じ環境を作ることができるのです。
そうすることで骨が再び歯の周囲に集まり始め、失われた骨を取り戻すことができるのです。
しかし、この治療があるからと言って絶対に骨を再生できるとは限りません。
効果があるのは、あくまでも部分的に骨が吸収した場合のみになるからです。
また、エムドゲイン法自体を採用していない歯科医院もあるのです。
いかがでしたか?
最後に、歯周病の治療方法についてまとめます。
これら5つのことから、歯周病の治療方法について分かります。
これらの治療を行って歯周病が完治した後、次に必要なのはメンテナンスです。
定期的にメンテナンスを行わないと、せっかくの治療も無意味になってしまいます。
メンテナンスのための通院の周期は治療内容によって異なり、初期段階の歯周病治療なら月1回程度、
中期段階の歯周病治療なら3ヶ月1回程度になるでしょう。つまり大きな治療を行うほど頻度も高くなります。
治療とあわせてこのメンテナンスも大切だということを知っておいてください。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「歯を失う原因の1位が歯周病なのは本当なのかについて」です。
歯を失う原因は様々ですが、その中でも1位は歯周病だと言われています。
これは事実であり、日本人にとっては虫歯以上に歯周病の問題が深刻だと言えるでしょう。
しかし、そもそもなぜ歯周病で歯を失う人がそこまで多いのでしょうか?
そこで、ここでは歯周病が歯を失う原因の1位になっている現状とその理由を考えていきます。
歯周病の初期段階では自覚症状がほとんどありません。つまり、虫歯のように痛むこともないのです。
これを聞いて歯周病は怖くないと思った人は危機感を持ってください。
と言うのも、自覚症状がなければそもそも自分が歯周病であることに気づけないからです。
虫歯治療で歯科医院に行く人は虫歯だと自覚しているからですし、それは歯が痛むからでしょう。
一方歯周病にはそういった自覚症状がないため、歯周病が引き起こされても気づきにくいのです。
気づかなければ歯科医院にも行かないでしょうし、そうなれば歯周病は進行する一方です。
そしていざ気づいた時には既に重症化しており、歯を残せないといった結果を招いてしまうのです。
これが歯周病で歯を失う人が多い理由であり、例えるなら末期になるまでガンに気づかないのと同じです。
虫歯と歯周病を比較すれば、ほぼ全ての人が虫歯の方が嫌だと答えるでしょう。
なぜなら虫歯には痛みがありますし、進行すればするほど痛みは増していくからです。
一方歯周病には痛みはなく、そのせいで虫歯に比べて軽い病気だと考えてしまう人が多いのです。
つまり歯周病は軽視されがちで、軽く見る人が多いために治療を受ける人が少ないのです。
「痛くないから放っておけばいい」と判断して歯科医院に行かず、歯を失う結果に至ってしまうのです。
また、年齢の面で軽視されがちな傾向もあります。「歯周病=歯を失う」、「歯を失う=高齢者」、
そんな図式をイメージする人が多いため、若い人は歯周病を自分とは無関係な病気と捉えてしまいます。
もちろん年齢問わず歯周病にはなりますが、そうは思わないために予防を怠る人が多いのです。
現在の日本では、歯科医院は歯の病気を治すために行くものだと位置づける人がほとんどです。
確かにそれは正しいですが、歯科医院に行く意味はそれだけではありません。
歯の病気を治すためだけでなく、予防するためにも歯科医院に行く意味はあるのです。
実際に歯科医院では治療だけでなく、定期健診を受けることもできます。
そして、この定期健診を受けない限り歯周病を予防するのは難しいのです。
何しろ、歯周病を引き起こす歯周病菌はプラークや歯石の中に存在しているからです。
歯科医院で定期健診を受ければクリーニングによってこれらを全て除去できますが、
自身でプラークを全て除去するのは難しいですし、歯石に至ってはブラッシングでは除去できないのです。
歯周病の予防のためにも進行を早めないためにも生活習慣の改善が必要です。
歯周病は生活習慣病とも言われており、毎日の日常生活が歯周病に大きく関わっているのです。
睡眠不足による疲労やストレス、喫煙、これらは全て歯周病を引き起こす要因や進行を早める要因になります。
また食生活も重要で、間食の多い生活や肥満はいずれも歯周病に関わってくるのです。
こうした生活習慣を改善すればいいのですが、生活習慣の改善は簡単にできるものではありません。
現代社会で疲労やストレスを溜めないのは不可能ですし、禁煙するには相当な意志の強さが求められます。
このような生活習慣を改善しない限り歯周病と無縁になるのは不可能なのですが、
それが分かっていても改善は難しく、結果的に歯周病を引き起こして進行させてしまうケースが多いのです。
いかがでしたか?
最後に、歯を失う原因の1位が歯周病なのは本当なのかについてまとめます。
これら4つのことから、歯を失う原因の1位が歯周病なのは本当なのかについて分かります。
いくら歯周病とは言え、早期発見と早期治療を行えば脅威ではありません。
しかし自覚症状がないことから早期発見が難しく、それは同時に早期治療が難しいことも意味します。
歯を失う原因として歯周病が1位なのは本当ですし、
この状況を変えるには多くの人が歯周病に危機感を持たなければなりません。
特に重要なのは歯科医院で定期健診を受けることで、全員がそれを行えば状況は大きく変わるでしょう。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「歯周病はどうやって予防するのか」です。
現状、日本人が口の中の病気で最も悩まされているのが歯周病です。
歯を失う要因は歯周病がトップですし、成人の約7割が歯周病だと言われているくらい深刻です。
そんな歯周病を防ぐためには、何より予防方法をしっかりと知っておかなければなりません。
そこで、ここでは歯周病予防に効果的な方法をいくつか紹介していきます。
通常のブラッシングだけで歯周病を予防するのは難しいため、デンタルフロスの使用をおすすめします。
デンタルフロスは歯と歯の間に溜まった汚れを確実に落とせますし、
ブラッシングで除去しきれないプラークにも対応できます。
海外などでは既にデンタルフロスの使用が一般化しており、日本もその点は見習うべきでしょう。
歯周病予防のためには口の中をいかに清潔にできるかがポイントですし、
その意味でもブラッシングとあわせてデンタルフロスを使用するのが効果的です。
歯周病は、歯周病菌という細菌の感染によって引き起こされる病気です。
つまり風邪の菌と同じように、身体の免疫力が高ければそれだけ歯周病菌から身を守れるのです。
そこで重要になってくるのが、免疫力が低下してしまう行為に注意することです。
代表的なのはストレスや疲労で、これらが蓄積されることで身体の免疫力は低下します。
とは言え、現代社会でストレスや疲労を皆無に生活することは不可能でしょうから、
サプリメントの使用や食生活の改善、ストレスの解消方法を見つけるなど自分なりの工夫が必要です。
タバコは身体に悪いというのは周知の事実ですが、実は歯周病においても悪影響をおよぼします。
まずタバコを吸うことでタールが歯に付着し、それによってプラークも付着しやすくなるのです。
また、喫煙者と非喫煙者とを比較した場合、歯周病になるリスクには雲泥の差があります。
喫煙者が歯周病になるリスクは非喫煙者に比べて5倍以上も高く、
さらに歯周病が重症化するリスクも同様に高くなっています。
既にタバコを吸っている人の中には、「そんなことを今更聞いてももう遅い」と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。喫煙者が禁煙した場合、歯周病になるリスクが減少しているデータがあるのです。
歯科医院で定期検診を受けるメリットは2つあります。1つは口の中をクリーニングすることで、
プラークだけでなくブラッシングでは対応できない歯石も除去できることです。
もう1つは、予防効果だけでなく実際に歯周病になった時も素早く対処できることです。
歯周病は自覚症状に乏しいため、虫歯に比べて気付きにくいのが難点です。
自分が歯周病になってもそれに気付かず、気付いた時には重症化するというケースが多いのです。
その点、定期検診を受けていれば初期段階の歯周病も発見できるため、進行する前に治療可能です。
糖尿病になると歯周病になるリスクが格段に増すため、糖尿病を防ぐことも歯周病予防になります。
糖尿病は生活習慣病であるため、日常生活を改善するのが何よりの予防方法になります。
具体的に、糖尿病を引き起こすきっかけになるのはストレスや肥満、運動不足や暴飲暴食です。
つまり、これらに注意したライフスタイルを確立することで糖尿病を予防できるのです。
ちなみに暴飲暴食についてですが、これは単に普通に食事を摂れば解決するわけではなく、
栄養バランスを考えた食事を心掛けることが大切です。
いかがでしたか?
最後に、歯周病はどうやって予防するのかについてまとめます。
これら5つのことから、歯周病はどうやって予防するのかが分かります。
毎日の歯磨きだけで歯周病を予防するのは難しいでしょう。ブラッシングに加えてデンタルフロスの使用、
さらには歯科医院で定期検診を受けること、これら2つは是非とも実践してください。
また、日常生活が歯周病に関わってくる点も忘れてはいけません。不規則な生活は身体の免疫力を低下させ、
それによって歯周病に感染しやすくなってしまうからです。疲労やストレスをゼロにはできないものの、
適度に解消することは意識してください。また、タバコを吸わないだけでも歯周病予防になるのです。
川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「歯周病の治療方法」です。
歯周病の治療方法と言っても、どれくらい進行しているかでその内容は異なります。
初期段階であれば簡単な治療ですむものの、重度になると大掛かりな治療が必要になるのです。
ここではそんな歯周病の治療方法を説明していきます。
いかに初期段階で治療した方が楽だということが分かるので、放置している人は特に注目してください。
そもそも歯周病とは何か?それは、歯周病菌に感染することで引き起こされる歯肉の病気です。
歯肉が炎症することで腫れや変色といった症状が起き、徐々に顎の骨まで溶かしていきます。
顎の骨というのは歯を支える役割を持っているため、これが溶けることで歯は支えを失います。
そうなれば歯は不安定な状態になってグラつき、やがて抜け落ちてしまうのです。
「歯周病になると歯が抜ける」と聞いたことがある人も多いでしょうが、
それは顎の骨が溶けることで支えを失った歯が抜け落ちることを意味しています。
虫歯のような痛みがないことで軽視する人もいますが、歯周病は歯を失う要因になる怖い病気です。
さらに女性の場合は、妊娠中に歯周病になることで早産を招くリスクが7倍も高くなるのです。
初期段階の歯周病治療は、それほど大掛かりなものにはなりません。
歯周病治療の基本となるプラークや歯石の除去、さらには患者さん自身によるプラークコントロール、
これらを行うだけで治すことが可能です。また、治療期間も2ヶ月ほどですみます。
この時点で治療すれば歯を失う心配もないですが、問題は初期段階で気付くのが難しいことです。
歯肉の腫れや変色くらいの自覚症状しかないので、自身が歯周病であることになかなか気付かないのです。
ちなみに、歯科医院で定期検診を受けていればこの段階で歯周病に気付くことは充分可能です。
中期段階の歯周病治療になると、治療期間や治療内容が若干変わってきます。
やはり基本はプラークや歯石の除去とプラークコントロールですが、それだけで治らないケースもあります。
その場合、歯肉を切開する歯周外科手術を行います。
治療期間はおよそ3ヶ月~1年で、これは歯肉や顎の骨の状態によって変わります。
中期段階では顎の骨が溶けることで歯肉が退縮し、その影響で歯が長く見えるなどの自覚症状があります。
歯肉の腫れも悪化していますし、口の中をチェックするクセをつけておけばこの段階で歯周病に気付けます。
重度段階の歯周病治療になると、症状によっては歯を残せない可能性も出てきます。
治療方法としてはプラークや歯石の除去、プラークコントロール、歯周外科手術などを行います。
ただし、歯が残せないと歯科医が判断した場合は抜歯を行います。
抜歯後は入れ歯やインプラントなど、義歯を使って対処するしかありません。
治療期間も重度段階になると長くなり、早くても1年ほど掛かるでしょう。
この段階まで歯周病が進行してしまったら、歯を失う覚悟をしなければなりません。
自覚症状に乏しいことで歯周病になっていることに気付かない、これが歯周病の最も厄介なところです。
しかし、歯を失わないためには少しでも早く歯周病に気付かなければなりません。
最も、自覚症状がゼロというわけではないので、歯周病の可能性がある症状をいくつか挙げておきます。
まず口臭を感じること、歯周病になると口の中で細菌が繁殖するため、口臭がするようになるのです。
また、食事や歯磨きの際に出血するのも、歯周病によって歯肉が炎症を起こしている可能性があります。
目に見える症状としては歯肉の腫れや変色で、これらを自覚したら歯周病だと疑ってみるべきです。
いかがでしたか?
最後に、歯周病の治療方法についてまとめます。
これら5つのことから、歯周病の治療方法が分かります。
歯周病の治療方法から予想できるとおり、プラークや歯石を除去することが歯周病予防に繋がります。
最も、全てのプラークを除去するのは難しいですし、歯石に至っては歯磨きでは除去できません。
このため、予防するには歯科医院で定期検診を受けるのがおすすめです。
口の中をクリーニングすることでプラークも歯石も除去できますし、
何より歯科医が口の中をチェックすることでいち早く歯周病を見つけることができるのです。
歯科治療で最も多いのは、二次虫歯の治療です。
これは、一度虫歯治療した歯が再び虫歯になることで、二次カリエスとも呼ばれています。
二次虫歯は初めてなる虫歯に比べて厄介な点が多く、その意味でも徹底予防が必要とされています。
そこで、ここでは二次虫歯の要因と予防方法を分かりやすく説明していきます。
要因となるのは、一度目の虫歯治療の処置で用いた詰め物や被せ物です。
詰め物や被せ物は歯と接着していますが、ここに隙間が生じることで細菌が侵入してしまいます。
そして、その細菌の侵入が二次虫歯を引き起こしてしまうのです。
ではなぜ隙間が生じるかですが、これは詰め物や被せ物の劣化が原因です。
どちらも人工物である以上、永遠に使用できるわけではありません。
使用するにつれて徐々に劣化していき、やがて細菌が侵入するほどの隙間を生じさせてしまうのです。
二次虫歯の怖いところは、歯を失う要因になりかねないことです。
虫歯治療のために歯を削り、治療後に再びその歯が虫歯になることでまた歯を削る、
そのサイクルが繰り返されるのが二次虫歯です。治療を重ねて歯を削ることで、徐々に歯は失われます。
そうすると、やがて歯を削ることができなくなってしまうのです。
何度も何度も歯を削る治療を繰り返すことで削る部分がなくなり、抜歯に至るケースが多いのです。
その点では、初期段階の虫歯などでは可能な限り歯を削らずに治療することも大切です。
上記で説明したとおり、二次虫歯は詰め物や被せ物に生じる隙間によって引き起こされます。
それはつまり、詰め物や被せ物の周囲や奥が虫歯になることであり、通常の虫歯より目立ちにくいのです。
特に、被せ物の場合はその下は目で見えないですし、神経を除去しているなら痛みすら感じません。
このため、状況によっては気付かない間に二次虫歯を引き起こし、
さらには気付かない間に進行してしまうため、二次虫歯は悪化しやすい特徴があるのです。
このように発生や進行に気付きにくいのも、二次虫歯の厄介で怖いところです。
ここからは、二次虫歯の予防方法を説明していきます。
最も一般的な予防方法は詰め物や被せ物の材質にこだわることです。
そんな中、二次虫歯を引き起こしにくいとされているのがセラミックです。
セラミックは見た目が美しいだけでなく、詰め物や被せ物の質としても優秀な特徴を持っています。
セラミックは歯との接着の相性に優れているため、二次虫歯の要因となる隙間が生じにくいのです。
また、セラミックにはプラークが付着しにくいため、清潔さを維持しやすい利点もあるのです。
二次虫歯を予防するなら、歯科医院の定期検診は欠かせません。
定期検診を受ければ詰め物や被せ物の劣化に気付くことができますし、
口腔内をクリーニングすることでプラークや歯石の除去も可能だからです。
最も、歯科医院の定期検診は二次虫歯だけに効果的なわけではなく、
口腔内の病気全ての予防に繋がります。ここでは二次虫歯をテーマにしていますが、
通常の虫歯や歯周病においても歯科医院の定期検診は大きな予防効果があるのです。
二次虫歯を予防するには、歯科医院選びも大切です。
と言うのも、虫歯治療そのものや詰め物や被せ物の接着操作は、
担当する歯科医ごとで技術に差が生じるからです。
当然、技術の高い歯科医ほど精密でしっかりした治療ができます。
例えば、虫歯治療においても症状次第では削らない治療が可能であり、
虫歯というだけですぐ削ってしまう歯科医に比べると、二次虫歯のリスクに格段の差が生じるのです。
いかがでしたか?
最後に、治療した歯はまた虫歯になるのかについてまとめます。
これら6つのことから、治療した歯はまた虫歯になるのかが分かります。
フッ素配合の歯磨き粉などの効果で虫歯が減りつつある、そんなニュースを耳にした人もいると思います。
確かに虫歯は減少傾向にありますが、二次虫歯が多い現状は変わっていません。
実際に歯科治療で最も多いのが二次虫歯の治療ですし、
その意味でも二次虫歯にもっと危機感を持つことが大切です。
また、紹介した予防方法から分かるとおり、単に歯磨きするだけでは二次虫歯は防げないので要注意です。