こんにちは。院長の伴場です。
毎年11月14日は
糖尿病の認知・注意喚起を目的とした
「世界糖尿病デー」というイベントが
開催されています。
この日の前後には、
シンボルカラーの「ブルー」にちなみ、
日本全国のさまざまな施設で、
青色のライトアップイベントが開催されます。
もし、お出かけしたときには
青く照らされた施設がないか
探してみてくださいね。
さて、そんな糖尿病が
歯周病と関係が深い病気と言われているのを
ご存じでしょうか。
実際に、歯周病の人はそうでない人よりも
糖尿病になる割合が約2倍も高い
というデータもあり、
その関連が明らかになっています。
自覚症状のない人も含めると、
歯周病にかかっている人の割合は、
成人の約8割とも。
つまり、まだ表面化していない
「糖尿病予備軍」も、
かなりの割合で存在することが予想されます。
その糖尿病予備軍からの脱却に
歯周病治療が一役買ってくれることが、
近年の研究で明らかになってきました。
今回は、歯周病治療が
糖尿病にもたらす効果について
ご紹介していきます。
◆歯周病で「血糖値が上がる」って本当?
糖尿病はインスリンという
ホルモンの働きが悪くなり、
「血糖値」が上昇してしまう病気です。
実は、歯周病が進行すると、
血糖値が上がりやすくなることが
わかっています。
歯ぐきの腫れや出血を起こす物質には
「インスリン」の働きを悪くする性質があり、
それが結果的に、糖尿病の発症や悪化へと
つながってしまうのです。
◆歯周病を治療すると
血糖値が改善することが明らかに!
「歯周病で血糖値が上がる」
というのが正しいとすると、
おのずと浮かぶのは
「歯周病を治療すれば血糖値を下げられるのでは?」
という疑問です。
この疑問について
これまで多くの研究者がデータを積み重ねた結果、
歯周病治療が
血糖コントロールや糖尿病の改善に良い作用を
もたらすことが実証されてきました。
これらの研究結果を受け、
今では日本糖尿病学会でも
糖尿病の患者さんに歯周病の治療や
再発予防のための
歯科への定期的な受診を薦めています。
◆健康診断を受けたら、次は歯科へ
歯周病と糖尿病は
いずれも痛みや自覚症状がなく、
知らず知らずのうちに進行するのが特徴です。
「沈黙の病」といわれる
この2つの病気は、
いかに早く見つけて治療につなげるかが、
その後の病状や重症度を大きく左右します。
糖尿病に関しては
年1回の健康診断で
チェックを受ける機会もある一方で、
歯周病については、
自身の状況を詳しく知る機会が
それほど多くありません。
お口の健康を守るためにも、
健康診断で「血糖値」の文字を見たら、
ぜひ、歯周病のことも思い出して、
歯科医院にも足を運んでください。
伴場歯科医院
〒212-0004 神奈川県川崎市幸区小向西町4-145
TEL:044-541-3918
URL:https://bambashika.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CSJnKPJZRkGMEAE
こんにちは。院長の伴場です。
秋の楽しみといえば、
赤や黄色に色づく紅葉ですね。
紅葉をつける木々のなかでも
『ケヤキ』の紅葉には個体差があり、
赤、黄色、橙と、
3つの色を楽しむことができます。
同じケヤキでも色が違うのは、
遺伝によるものと言われています。
ケヤキは家づくりの際、
大黒柱に使われるほど丈夫な木ですが、
実は、お口の中にも
大黒柱のような歯があります。
今日は、子どものうちから大切にしたい
お口の大黒柱、「6歳臼歯」のお話です。
◆6歳臼歯はこんなに大切!
『6歳臼歯』とは、
6歳ごろに生える奥歯で、最初の永久歯。
この6歳臼歯が生えることには
とても重要な意味があります。
まず、強い咀しゃく力が備わることで
だ液の量が増えます。
だ液には食べものの消化と、
その吸収を助ける作用のほか、
お口の中をきれいに保って
むし歯や歯周病を予防するなど、
重要な役割を持ちます。
また、よく噛むことで
だ液の分泌量が増えます。
強い咀しゃく力を持つ6歳臼歯は
子どもの健やかな発育のためにも
大切な歯なのです。
さらに、6歳臼歯は、
他の永久歯が生えてくる際の
目印にもなります。
6歳臼歯はお口の健康維持や、
子どもの発育・発達にも影響することから、
まさに大黒柱のような存在と言えます。
◆6歳臼歯の弱点はむし歯!?
大切な役割を持つ6歳臼歯ですが、
重要な弱点があります。
それは、むし歯になりやすいということ。
奥に生えてくる6歳臼歯は、
普通に歯みがきしていると
歯ブラシが届きません。
さらに、
生え始めは歯ぐきに覆われているため、
歯ぐきとの間に汚れが溜まりやすいのです。
そのうえ子どものころは、
乳歯と永久歯が
お口の中に混ざって生えているので、
非常に歯が磨きにくい状態。
そのため、
むし歯になるリスクが格段に
上がってしまうのです。
また、先ほど述べたように、
6歳臼歯は歯並びや
かみ合わせの基本となる大黒柱です。
むし歯などで失ってしまうと
さまざまな悪影響を及ぼす可能性があるので、
しっかり守る必要があります。
◆仕上げ磨きで6歳臼歯を守る!
6歳臼歯をむし歯にしないためには、
仕上げ磨きが大切です。
6歳といえば、小学校に入学し
自立を促す時期です。
しかし、まだ自分で完璧に
歯みがきすることは難しいので、
保護者が丁寧に磨いてあげましょう。
6歳臼歯は乳歯の奥から生えるので、
気がつかないこともあります。
6歳が近づいてきたら、
お口の中を注意深く観察し、
生えてくる6歳臼歯を
早めに発見してあげることが大切です。
適切に処置を行うためにも、
定期的に歯科医院で診てもらい、
経過観察をしていきましょう。
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こんにちは。院長の伴場です。
9月29日の十五夜には、
お団子を食べる方も
いらっしゃるかと思います。
十五夜にお供えするお団子は
月を見立てて作ったもの。
その年、
お米が無事に収穫できたことへの感謝が
込められているそうです。
さて、秋には美味しい食べものが
たくさん出てきますが、
歯に痛みはありませんか?
「我慢できるから…」
「面倒だから…」
と、歯の痛みを放置すると、
想像以上に恐ろしい事態を
引き起こす可能性があります。
◆痛みを感じたら、ただちに歯科へ!
「歯がしみる」といった
症状が出ているとき、
むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる
歯の内側にある組織まで
進行していることがほとんどです。
神経まで達していない状態であれば、
治療は比較的早く終わり、
金銭的な負担も
それほど大きくはありません。
しかし、
ここで放置すると、
いよいよむし歯菌は神経に到達します。
すると、
ズキズキするひどい痛みに
襲われるようになり、
さらに、ここから治療を始めても
栄養素を運ぶ神経を取らなければ
ならないため、
歯の寿命が
確実に短くなってしまいます。
◆それでも我慢すると…
実は、ひどい痛みを感じているのに
我慢を続けると、
痛みがなくなることがあります。
しかし
「むし歯が治った!」
と思ったら大間違い。
痛みがなくなったということは、
神経が完全に死んでしまった可能性が高く、
むし歯が治ったわけではありません。
単に痛みを感じないだけで
むし歯菌は浸食を続け、
歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。
すると、
歯の根っこの先(あごの骨の中)に
細菌の病巣ができ、
膿が溜まって、再び
ひどい痛みを引き起こしたり、
顔全体が腫れあがったりしてしまいます。
そして、ほとんどの場合、
この段階になると、
もう歯は残せません。
◆さらには命の危険も!
さらに炎症が進むと、
あごの骨が壊死しはじめます。
すると、
激しいあごの痛みが生じ、
骨の露出や、
皮膚に穴があくこともあります。
また、
炎症は骨だけでなく
目や脳、首や胸にまで広がることもあり、
ひどくなれば呼吸困難を引き起こし
命の危機に陥ることもあります。
◆むし歯の放置にメリットなし!
むし歯は
放っておいても治る病気ではありません。
むし歯の痛みを我慢しても、
その先に待っているのは
抜歯です。
違和感や痛みといった
歯からのサインを感じたら
すぐに歯科医院へ行きましょう。
また、定期検診では、
歯をきれいにするだけでなく、
むし歯の有無に関する確認も行っています。
初期段階のむし歯を発見し
早期治療ができるので、
「一本でも多く歯を残すため」にも
ぜひ定期的に歯科にご来院ください。
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こんにちは。院長の伴場です。
海や山にプールなど、
お出かけする機会が増える楽しい季節ですが、
そうした場所では
思わぬ事故や怪我に
遭遇してしまうこともあります。
いざというときに、
慌てず迅速に対応することが
皆さんの健康を守ることに繋がりますので、
しっかりと準備を行い、
楽しい夏を過ごしましょう!
そこで今回は、
「もし事故や怪我で歯が抜けてしまったら
どのようにすれば歯の生存率を上げられるか」を
ご紹介したいと思います。
◆抜けた歯を守るカギは
『歯根膜(しこんまく)』
事故や怪我などで抜けた歯を
元に戻せるかどうかは、
「歯根膜を守れるかどうか」で
大きく左右されます。
そもそも歯根膜とは、歯の根っこを覆う
0.3mmほどのとても薄い膜のことです。
歯を支える『歯槽骨(しそうこつ)』と、
歯の根を結びつけているほか、
食べものを噛んだり、
歯に強い力が加わったりしたときに
その衝撃を吸収する
クッションの役割も果たしています。
もし、事故や怪我などで
不意に歯が抜けたとしても、
この『歯根膜』が無事なら、
元の位置に戻せる可能性が高くなります。
しかし、
歯根膜は非常にデリケートなため、
扱い方を間違えると
あっという間に失われてしまうのです。
◆歯根膜が危ない!NG行動
歯が抜けたときに
絶対にやってはいけないこと、それは
・歯の根を持つ
・汚れを取ろうとする
この2つです。
まず、抜けた歯を持つときは必ず
歯の頭(歯冠部分)を持つようにしましょう。
歯の根には歯根膜がついており、
そこを素手で触ってしまうと、
歯根膜が傷ついてしまう可能性があります。
また、抜けた歯を
地面などに落としてしまった場合には、
汚れを取りたくなるかもしれませんが、
その際には細心の注意が必要です。
ゴシゴシとこすったり、
石鹸や消毒液で念入りに洗ったりすると、
歯根膜まで取れてしまいます。
抜けた歯を洗うときには、
・歯の頭を持つ
・流水で10~20秒以内にサッと洗い流す
この2つのポイントを必ず守りましょう!
◆「早めの受診」は絶対条件!
歯根膜は乾燥に弱く、
たったの20分弱で
歯根膜の生存率は大きく低下する
といわれています。
そのため、抜けた歯を元に戻すには
1秒でも早い受診が必要不可欠なのです。
しかし、状況によっては
そんなすぐに歯医者へ行けない…
という方もいらっしゃるかと思います。
そのような場合におすすめなのが、
『牛乳』や『生理食塩水』に浸けておくことです。
一番おすすめなのは、
『専用の保存液』に浸けておくことですが、
近くのお店では手に入らない場合もあります。
その点、牛乳や生理食塩水は
ご家庭でも用意しやすいため、
保存液が手に入らないときには
この2つで代用しましょう。
専用の保存液であれば約24時間、
牛乳なら約6時間、
生理食塩水は1時間程度まで
歯根膜の生存率を延ばせる可能性があります。
歯根膜がきれいな状態で、
なおかつ早めに受診できれば、
歯を元に戻せる確率は
それだけ高くなります。
歯が抜けてしまった際には、
適切な方法で歯を保存して、
可能な限り早く
歯科を受診することを心がけましょう!
伴場歯科医院
〒212-0004 神奈川県川崎市幸区小向西町4-145
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こんにちは。院長の伴場です。
7月に入るといよいよ夏本番。
旅行やキャンプ、マリンスポーツといった
レジャーがたくさん楽しめる季節です。
日ごろの疲れを癒やすべく、
お子さんの夏休みやご自身の休暇に合わせて、
計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんなせっかくの「楽しみ」も
突然の「歯の痛み」に悩まされては台無しです。
むし歯や歯周病にも注意が必要ですが、
実は『気圧性歯痛(きあつせいしつう)』という、
旅行中だからこそ起こりやすい歯の痛み
が存在します。
◆飛行機に乗ると起こりやすい症状
飛行機が離陸する際や着陸するときに
「耳がつまる、痛くなる」といった症状が
出る方もいらっしゃいます。
これは、機内の気圧が変化することで、
鼓膜の内側と外側で
「気圧の差」が生じてしまうためです。
こうした
「飛行機に乗った際に起こりやすい身体の異常」は、
ほかにも「お腹が痛くなる」
「気分が悪くなる、吐き気を催す」
といったものもあり、
航空会社の案内でも注意喚起されています。
そして、そのなかには
「歯痛」もしっかりと紹介されているのです。
◆「気圧の変化」が歯痛の引き金に
飛行機に乗ると歯が痛む原因は、
耳のときと同じく「気圧の変化」です。
皆さんは、機内に持ち込んだスナック菓子が、
次第に膨らんでいくことがあるのはご存じでしょうか?
これは、飛行機の高度が上がって周囲の気圧が低くなると、
「袋の外側から抑える力」よりも、
「内側の押し返す力(圧力)」のほうが
強くなるためです。
実は、「飛行機に乗ると歯が痛む理由」も
これと同じです。
歯の内側には
「歯髄腔(しずいくう)」という
神経の詰まった空洞があります。
気圧が下がるとスナック菓子の袋と同じように、
内側の圧力のほうが強くなり、
歯の痛みを引き起こしてしまうのです。
このような気圧の変化によって生じる歯痛を
『気圧性歯痛』といい、
飛行機だけではなく、登山やダイビングなどでも
起こりやすいと言われています。
◆楽しい旅行やレジャーの前に歯科でチェック!
特に、むし歯や治療中の歯は、
気圧性歯痛が発生する可能性が高くなります。
もし、これから旅行やレジャーへ行くにも関わらず、
治療が必要な歯や、治療中の歯を放置している方、
また「しばらく歯科を受診していない」という方は、
楽しい思い出を作るためにも、
事前に歯科で検診を受けておくことを
おすすめいたします。
当院では、
皆さまのお口に関するお悩みを解決できるよう
スタッフ一同、全力で治療に取り組んでいます。
「旅行前に治療を終わらせたい」などのご希望があれば、
精一杯サポートさせていただきますので、
いつでもお気兼ねなくご相談ください。
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こんにちは。院長の伴場です。
季節柄どうしても雨模様が続き、
お出かけもしにくいこの時期は、
心も身体も滅入ってしまいがちです。
そのようなときこそ、
ストレッチやエクササイズで身体を動かし、
読書や音楽鑑賞などで気分をリラックスさせ、
心身ともに健康を保つことが重要です。
それに加え、6月4日から10日は、
『歯と口の健康週間』でもありますので、
ぜひ「お口の健康」にも気を配ってみてくださいね。
さて、そんな「お口の健康」のために
欠かせないことといえば、毎日の歯みがき。
しかし、「薬も過ぎれば毒となる」とあるように、
歯みがきもあまり頑張りすぎると、
思わぬトラブルを招くことがあります。
◆これってむし歯?
歯がしみるのは「くさび状欠損」かも!
毎日きちんと歯を磨いているにもかかわらず、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
と、感じたことはありませんか?
その要因のひとつとして考えられるのが、
『くさび状欠損』です。
皆さんは「くさび」というものをご存じでしょうか?
建築などで用いられる
「V字型の部品」のことなのですが、
それにたとえて、
「くさびが打ち込まれたように
歯と歯ぐきの境目が欠損している状態」のことを、
『くさび状欠損』といいます。
歯の根元を触った際に段差を感じる場合、
くさび状欠損の可能性は高くなります。
違和感こそあるものの、
初めのうちは「痛み」や「しみる」といった
自覚症状がないため、
気づかずにそのまま放置してしまうことも
少なくありません。
症状が進行すると、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
といった症状が表れるほか、
プラークが溜まって
むし歯や歯周病になるリスクが上がります。
◆歯みがきには「いい加減」が大切
くさび状欠損が生じる原因として
意外と多いのが「過度なブラッシング」、
つまり、「歯の磨きすぎ」です。
たとえば、
・力を入れて歯をゴシゴシ磨いてしまう
・しっかり磨けるように硬い歯ブラシを使っている
・1日に何回も歯を磨く
など、特に「歯みがきに熱心な方」ほど、
その傾向に陥りやすいです。
また、「歯ぎしり」や「食いしばり」などによって、
強い負荷が加わり続けると、
その力が根元に集中して、
歯の表面に細かなヒビが入り、
くさび状欠損が生じてしまうこともあります。
◆くさび状欠損が大きくなる前に!
早めに受診を
くさび状欠損は、
歯科用の樹脂を詰めることで、
しみるのを軽減させつつ、
見た目も綺麗にすることができます。
しかし、ブラッシングや歯ぎしりなど、
原因となる日々の習慣を解決しない限り、
せっかく樹脂を詰めてもすぐに剥がれ落ち、
くさび状欠損が更に大きくなるばかりです。
そのためにも、まずは
「ブラッシング法や歯ブラシの選び方を見直す」
「歯ぎしり用マウスピースを着用する」など、
原因に対するアプローチが重要です。
歯科医院では、皆さまの症状に合わせた、
最適なアドバイスをすることができます。
原因や対処法についてのご相談など、
いつでもお待ちしておりますので、
症状が悪化する前に、
早めの受診を心がけてくださいね!
伴場歯科医院
〒212-0004 神奈川県川崎市幸区小向西町4-145
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こんにちは。院長の伴場です。
暖かな日も増え、
キャンプやピクニックなどの
レジャーを楽しむ方も多いかと思います。
しかし、アウトドアは
天候に左右されてしまうため、
予定していた計画が中止になってしまった…
というケースも起こり得ます。
こうした「予期せぬ中断」が起こると、
楽しい気分も台無しになってしまいますよね。
実は、歯科においても『中断』が
皆さんの「不幸」につながってしまう
場合があります。
それは、歯科治療の中断です。
◆リスク1.治療が長引く
むし歯の治療を進めていくと、
「仮詰め」や「仮歯」といった処置を行う場合があります。
これらは、文字通り
ちゃんとした「つめもの」「かぶせもの」を作っている間、
患部を塞いでおくための仮のもの。
すぐに外す前提のため、
外れやすく、材質も脆いので
すき間が生じやすくなっています。
「もう痛くないから」と、
自己判断でうっかり通院を止めてしまうと、
むし歯が再発する場合や、
治療開始時より悪化してしまう、
ということもしばしばあります。
また、「型取りを終えたあと」の中断にも注意が必要です。
あまり長く放置すると、再び型取りをして
つめものやかぶせものを
新しく作り直さなくてはならない場合もあるため、
無駄に治療期間が延びてしまうことになります。
◆リスク2.歯の寿命が短くなる
治療の中断には、
「歯の寿命が短くなる」というリスクもあります。
たとえば、仮歯や仮詰めをしたところは
細菌が溜まりやすく、中断して放置すると
新たなむし歯ができてしまいます。
特に、むし歯が神経にまで達してしまうと、
神経を取らなくてはならず、
歯の寿命が著しく短くなります。
また、神経をとり除いた後などに行う
「歯の根の治療」の中断も注意が必要です。
むし歯になりやすいだけでなく、
根っこが弱くなっているため、
割れたりヒビが入ったりしやすくなります。
そうなってしまうと
「抜歯」せざるを得なくなることが多いため、
「歯の根の治療」は必ず最後まで受けましょう。
そして、「歯周病治療の中断」も
歯の寿命に大きな影響を及ぼします。
歯周病は、進行すると
歯を支えている骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。
その原因が「歯周病菌」であり、
すみ家となっているのが『歯石』です。
そのため歯周病の進行を食い止めるために、
「歯石の除去」を行っていきます。
しかし、治療を中断してしまうと、
何百億という細菌が、
歯石に隠れて増殖しながら歯を支える骨を溶かし続け、
やがては歯が抜け落ちてしまうのです。
◆リスク3.治療費が高くなる
リスク1、リスク2からもわかるように
治療を中断すると、治療のやり直しや、
さらなる悪化の原因となります。
それによって当然、
時間も治療費も余計にかかってしまいます。
中断せずに
最後までしっかり通院することで得られるのは、
歯の健康だけではありません。
貴重な時間を無駄にせず、
経済的な負担を抑えることにもつながるのです。
むし歯や歯周病といったお口の病気は、
放っておいても自然に治る病気ではありません。
誤った状態で放置すると、
確実に悪化します。
私たちが
「治療は終わりました」とお伝えするまで、
欠かさず通院を続けてください。
もし、急用などで
やむを得ず来院できないときには、
必ずご相談ください。
皆さまの大切な歯を残すため、
私たちが全力でサポートさせていただきます!
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こんにちは。院長の伴場です。
桜も咲き、草木も地面から顔を出すこの季節、
すっかり春めいてまいりましたね。
さて、植物が芽吹くように、
「気付くと顔を出している」ものが、
皆さまのお口の中にも存在します。
その存在とは「親知らず」です。
今回は、あまりよく知られていない
親知らずの正体や、
「もし生えてきたら抜かなくてはいけないのか」
という疑問についてお答えしたいと思います。
◆そもそも、「親知らず」とは
親知らずとは、
10代後半から20代後半に生えてくる永久歯です。
前歯から数えて8番目に位置する、
歯列のなかで一番奥に生えてくる歯で、
正式名称は
「第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)」といいます。
他にも、「智歯」「知恵歯」など、
さまざまな呼び方がありますが、
おそらく皆さんが最も聞き馴染みがある名前は、
「親知らず」ではないでしょうか。
この「親知らず」という名前の由来は諸説ありますが、
一説によると、昔は現代よりも寿命が短かったため、
この歯が生えるころには親が亡くなっていることが多く、
そこから「親知らず」と呼ばれるようになったそうです。
そんな親知らずが生えてくるときは、
上あご・下あごの左右に2本ずつで、
合計で4本生えることがあります。
しかし、4本とも必ず生えてくるとは限りません。
「もともと親知らずがない」という方もいれば、
「歯ぐきの中に埋まったまま生えてこない」
という方もいて、
歯ぐきから顔を出す本数には個人差があります。
◆親知らずが生えてきたら抜くべき?
親知らずが生えてくる際、スペースが足りず、
まっすぐ生えてこないこともしばしばあります。
「斜めに傾いた親知らず」や、
「一部だけ顔を出している親知らず」は
汚れが溜まりやすいため、
むし歯や歯周病のリスクが高くなるほか、
「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」という
炎症を起こしやすくなります。
また、斜めに生えてきた親知らずは、
歯並びを悪くする可能性もあります。
このように、周囲の歯や、
歯ぐきなどの歯周組織に
悪影響を及ぼしている場合は、
親知らずの抜歯をおすすめいたします。
◆無理に抜く必要はありません
しかし、正常に生えており、
皆さまの健康に悪影響を及ぼさない場合は
無理に抜歯をする必要はありません。
ただし、親知らずは歯ブラシが届きにくいため、
むし歯や歯周病にならないよう、
しっかりケアをする必要があります。
生え方によっては、『タフトブラシ』や
『デンタルフロス』などの
補助的清掃用具を使っていただくのがおすすめです。
正しい歯みがきの方法や、
補助的清掃用具の使い方などは、
私たちが皆さんに指導することもできますので、
ぜひご相談ください。
また、親知らずが骨の中に埋まったままで、
痛みや腫れなどの症状が出ていない場合も
すぐに抜く必要はありません。
親知らずの生え方には個人差があり、
むし歯や歯周病のリスクも人それぞれです。
「抜歯が必要かどうか」は、
皆さまの健康を第一に考え、
私たち歯科医院が最善の判断をしています。
ご心配なことがあれば、ぜひ一度ご相談ください。
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こんにちは。院長の伴場です。
3月の中旬ごろになると全国的に桜が咲きはじめ、
街なかに春の彩りを感じるようになりますね。
皆さまの中には、卒業式や入学式といった
新しい門出を迎える方もいらっしゃるかと思いますが、
鮮やかな桜のように、素敵な思い出となることを
祈っております。
さて、桜といえばピンク色のイメージがありますが、
品種によって淡いピンクから濃いピンクまで、
少し違いがあります。
私たちの歯ぐきも、健康なときには
「薄いピンク色」をしていますが、
なにか病気が潜んでいるときにはその色が変化します。
そこで今回は、
歯ぐきの「色」や「状態」からわかる、
病気のサインをご紹介いたします。
◆サイン1『歯ぐきからの出血』
歯みがきのたびに歯ぐきから出血する場合は、
歯周病の可能性がとても高いです。
歯周病とは、歯と歯ぐきの境目から
細菌が内側に入り込み、 悪さをする病気。
進行すると歯を支える骨を溶かし、
いずれ歯が抜け落ちてしまいます。
「最近、 歯みがきで出血するな…」と思ったら、
歯科医院にご相談いただくことをお勧めいたします。
◆サイン2『歯ぐきの腫れ』
歯ぐきが赤く腫れている場合も、
歯周病の可能性があります。
歯周病は
『サイレントディジーズ(静かなる病気)』
と呼ばれるほど、自覚症状が少ない病気です。
そんな歯周病の数少ないサインのひとつが、
先ほどの「出血」と、「歯ぐきの腫れ」です。
毎日の歯みがきなどで
こうしたサインをしっかり察知し、
悪化する前に治療を開始することが
とても大切です。
◆サイン3『歯ぐきから膿が出る』
歯ぐきから膿(うみ)が出ている場合は、
むし歯などをきっかけに、
他の病気を引き起こしている可能性があります。
むし歯を放置すると、
いずれ神経が壊死してしまいます。
すると、歯の根の先に膿が溜まって、
表面の歯ぐきに「ぷっくりとした腫れ」が生じます。
そして、たまった膿が行き場をなくすと
歯ぐきから溢れてきてしまうのです。
このような場合には歯ぐきの切開をして、
根っこの治療や、
溜まった膿を取り出す治療をしなくてはなりません。
放っておくと、膿の袋を大きくしながら
周りの骨を溶かしてしまう場合もあるので
早めの治療が肝心です。
歯ぐきはさまざまなサインを出して、
その「異常」を教えてくれています。
サインに気付いたら、
すぐ当院にご相談ください。
特に歯周病は、歯みがきの徹底や
歯石の除去をすることで改善が見込めます。
ぜひ、私たちと一緒に
健康的なピンク色の歯ぐきを目指しましょう!
伴場歯科医院
〒212-0004 神奈川県川崎市幸区小向西町4-145
TEL:044-541-3918
URL:https://bambashika.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CSJnKPJZRkGMEAE
こんにちは。院長の伴場です。
立春を迎え、暦の上では春の始まりとされますが、
まだまだ寒い日が続いていますね。
そんな寒い時期に咲く「梅」の花ですが、
よく似た花に「桃」や「桜」があります。
皆さんは、これらの見分け方をご存じでしょうか?
実は、花びらの先が丸ければ「梅」、
割れてハート型になっていれば「桜」
尖っていれば「桃」という違いで
見分けることができます。
もう少し春が近づけば、
花々が咲きはじめるので、
それが何の花なのか当ててみるのも
楽しいかもしれませんね。
さて、そんな
「一見似ている」と思われているものが、
皆さんのお口の中にもあります。
それは、『歯垢』と『歯石』です。
◆歯垢は1億以上の細菌の塊!
歯垢(プラーク)とは、歯の表面につく
白くてねばっとしたやわらかい汚れです。
歯垢は「食べかす」などの
単なる汚れではなく、細菌の塊。
1㎎の歯垢には、およそ300種類、
1億個の細菌が存在しています。
しかも、歯垢は粘着力があり、
水で溶けることもないため、
うがいなどで取れることはありません。
歯垢をしっかり除去するためには、
ブラッシングなどで
丁寧に磨き落とす必要があるのです。
特に、
1.奥歯のみぞ
2.歯と歯の隙間
3.歯と歯ぐきの境目
など、隙間の多いところほど
歯垢も溜まりやすいので、
意識して丁寧に磨くようにしましょう。
◆歯ブラシでも取れない!かた~い『歯石』
『歯石』とは、
歯垢が石のように硬くなったものです。
歯みがきで取りきれなかった歯垢が
だ液に含まれるカルシウムなどと結びついて
石のように硬くなったのが歯石です。
歯の表面はきれいに見えても、
「下の前歯の裏」や「奥歯の頬側」、
さらには、
「歯ぐきの中」に
歯石がつくこともあります。
また、歯垢と違って、
歯石は歯にこびりついているため、
ご自身で取ることはできません。
歯石を取る道具も販売されてはいますが、
無理に取ろうとすると、
歯ぐきを傷つけてしまう恐れもあるので、
必ず歯科医院で除去してもらいましょう。
◆放っておくと歯を失う!?
歯垢や歯石を放置すると、
むし歯や歯周病、口臭の原因になります。
しかも、
「歯と歯ぐきの隙間」に歯垢や歯石が溜まると、
細菌が「歯周ポケット」をつくり
さらに奥へと侵入します。
細菌は歯肉に炎症を引き起こし、
歯を支える骨が溶けて
最終的には歯が抜けてしまうのです。
そして、歯周病は自覚症状が少なく、
重症化するまで
なかなか気づくことができません。
気づいたときには
歯が抜ける手前だった…
といったことにならないよう、普段から
「気をつける習慣」を身につける必要があります。
◆二人三脚で歯を守る!
「自覚症状の無いものを
どうやって気をつければいいのか」
そこで大切なのが
歯科医院での
定期的なメインテナンスです!
歯科医院によるメインテナンスでは
歯石をしっかり除去し
むし歯や歯周病のチェックも行います。
そしてもうひとつ大切なのは
日ごろの歯みがきをはじめとした、
皆さまご自身による
セルフケアの徹底です。
歯科医院では、歯みがき指導などを通じ、
皆さまのお口の状態に合わせて、
より適切なアドバイスも行っています。
皆さまのセルフケアと
私たちのプロフェッショナルケアを習慣にして、
歯垢や歯石のない
きれいなお口を維持していきましょう!
伴場歯科医院
〒212-0004 神奈川県川崎市幸区小向西町4-145
TEL:044-541-3918
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