川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。今回のテーマは「ホームホワイトニングについて」です。ホワイトニングは歯科治療ですから、当然歯科医院で治療するイメージがあると思います。
確かにそれは一般的な方法ですが、実際にはホワイトニングには種類があり、その中には自宅でホワイトニングするホームホワイトニングがあります。そこで、ここではホームホワイトニングについて説明していきます。
ホームホワイトニングとは、文字どおり自宅でホワイトニングする方法です。自宅で行えるため歯科医院に通院する回数が少なくてすみ、そのためなかなか歯科医院に行く時間を確保できない人におすすめです。
最も、通院の手間を理由にホームホワイトニングを希望する場合は注意が必要で、なぜならホームホワイトニングにはホームホワイトニングならではの手間がかかるからです。薬剤の取り扱いやマウスピースの装着など、毎日自分で施術しなければなりません。
ホームホワイトニングでも通院は必要です。薬剤やマウスピースの受け取りは歯科医院で行いますし、薬剤を追加購入した場合も同様に歯科医院での受け取りになります。また、経過観察の目的で通院しなければならないこともあるでしょう。
このため、ホームホワイトニングでも通院が一切なくなるわけではありません。とは言え、通院回数自体はオフィスホワイトニングに比べて少なくてすむため、なかなか通院できない人にとってホームホワイトニングはメリットのある治療方法でしょう。
18歳未満の人や妊娠中・授乳中の女性など、一般的にホワイトニングをおすすめできない人にはホームホワイトニングもおすすめできません。また、ホームホワイトニングでは治療において毎日マウスピースを2時間ほど装着します。
このため、1日2時間のマウスピース装着の時間を確保できることが、ホームホワイトニングを希望する上での前提となります。この時間を確保できなければ、ホームホワイトニングをするのは物理的に不可能です。
オフィスホワイトニングと比較した場合、どちらも同じ薬剤を使用するため治療方法は同じです。ただし効果に違いがあり、これは使用する薬剤の濃度の違いが理由になっています。ホームホワイトニングでは自分で薬剤を取り扱うため、安全性を考えて薬剤の濃度が薄くなっています。
このため、オフィスホワイトニングに比べて歯が白くなるのに時間がかかるのですが、一方で薬剤がしっかりと歯に浸透するため、白さの持続力が高くなります。つまり、「白くなるのに時間はかかるが後戻りもしにくい」…それがホームホワイトニングの特徴です。
ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングの併用が可能であり、その場合はデュアルホワイトニングという治療方法になります。それぞれの方法のメリットを活かせるため、効果で比較すれば最も歯を白くできる方法です。
ただしデュアルホワイトニングは効果が高い分それだけ費用も高く、また薬剤を使用する頻度も高いことから知覚過敏が起こりやすくなります。このため、デュアルホワイトニングは歯科医とよく相談してから決めた方が良いでしょう。
ホームホワイトニング…と言うよりホワイトニングは自由診療のため、システム上その費用は歯科医院ごとで自由に設定できるようになっています。ですから、ホームホワイトニングの費用を一概に断言することはできません。
ただしある程度の相場は決まっており、ホームホワイトニングの場合は一般的に20000円~35000円ほどの相場になっています。また、ホームホワイトニングは他のホワイトニングの方法に比べて費用が安く設定されています。
いかがでしたか?
最後に、ホームホワイトニングについてまとめます。
1. ホームホワイトニングとは? :自宅でホワイトニングする方法。専用のマウスピースと薬剤を使用する
2. ホームホワイトニングは通院が必要ない? :薬剤の受け取りなどのために必要だが、通院回数は少ない
3. ホームホワイトニングは誰でもできる? :1日2時間のマウスピース装着が可能であることが前提となる
4. オフィスホワイトニングと効果は同じ? :白くなるのに時間がかかるが、白さが長持ちする
5. オフィスホワイトニングと併用できる? :可能。デュアルホワイトニングと呼ばれる治療方法になる
6. ホームホワイトニングの費用は? :相場は20000円~35000円ほど。他の方法に比べて安い
これら6つのことから、ホームホワイトニングについて分かります。ホワイトニングに興味ありつつも治療を受けない人の中には、なかなか通院できないことを理由に挙げる人も少なくないと思います。その場合、ホームホワイトニングなら少ない通院回数でホワイトニングが可能です。ホワイトニングの方法の一つとして知っておくと良いでしょう。