インプラント治療に興味がある方へ

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インプラント治療に興味がある方へ

インプラント治療について、聞いたことはあっても「手術が怖い」「高くて無理そう」「年齢的にもうできない」と、あきらめてしまう方が多くいらっしゃいます。しかし、そうした不安の中には、正しい情報に触れていれば避けられた“誤解”も少なくありません。

今回は、実際によくあるインプラント治療の4つの誤解を丁寧にお答えします。不安なままにせず、一緒に正しい情報で向き合っていきましょう。

インプラント治療に対する不安の中でも、「手術が怖い」「痛そう」といった声は多く聞かれます。確かに、歯茎を切開したり、骨に人工歯根を埋め込むという言葉の響きからは、重たい外科手術のような印象を受けるかもしれません。実際のインプラント治療は、思っている以上に身体への負担が少なく、ほとんどの方が「思ったほどではなかった」と感じています。

実際の処置は抜歯と同程度。局所麻酔で痛みもほとんどなし

インプラント手術というと「大がかりなもの」というイメージがあるかもしれませんが、実際には抜歯と同程度の小さな外科処置です。治療は局所麻酔をしっかり効かせた状態で行うため、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。

手術の時間も長くても1時間程度と短く、1本だけの埋入であれば30分ほどで終わることがほとんどです。手術が怖いと感じる方も多いですが、その多くは治療を終えてみると「思っていたより楽だった」「麻酔で何も感じなかった」といった感想を口にされています。

伴場歯科医院では「静脈鎮静法」でストレスの少ない治療を実現

インプラント手術というと「大がかりなもの」というイメージがあるかもしれませんが、実際には抜歯と同程度の小さな外科処置です。治療は局所麻酔をしっかり効かせた状態で行うため、処置中に痛みを感じることはほとんどありません。

静脈鎮静法を併用すると、治療中の記憶がほとんど残らず、手術に対する恐怖心や緊張を感じにくくなります。麻酔は、専門の麻酔認定医が状態を常にモニターしながら行いますので、安心してください。

術後の痛みや腫れも最小限。薬でしっかりコントロール可能

手術後の痛みや腫れについても、不安を感じる方が多いかもしれません。インプラント手術の術後の腫れや痛みは、一般的に2〜3日程度でおさまります。日常生活に支障をきたすほどのものではありません。必要に応じて鎮痛剤や抗炎症薬が処方されるため、しっかりと症状をコントロールできます。

インプラント治療は保険がきかない自由診療です。そのため、費用の面で最初から選択肢から外してしまう方も少なくありません。

治療費は確かに高額。しかし、それには理由があります

インプラント治療の費用が高くなるのは、保険が適用されない自由診療であることに加え、外科手術に専門的な技術や人材が必要になることが理由です。使用する素材が高品質なチタンやセラミックであること、CTなどの精密機器や清潔な手術環境といった設備にもコストがかかり、治療が数ヶ月から1年ほどと長期間にわたるため、全体の費用が高額になります。治療費が高額になるのは、安心と安全を支えるコストが含まれているためです。

長期的に見るとコストパフォーマンスが高い治療

インプラント治療は初期費用が高く、時間もかかるため、費用面でのハードルを感じる方が多いかもしれません。ですが、長い目で見れば、コストパフォーマンスに優れた治療といえます。一度インプラントを埋め込めば、適切なケアを行うことで長期間安定して使用でき、再治療の頻度も低く抑えられます。

定期的なメンテナンスは必要ですが、それは入れ歯やブリッジでも同じです。むしろ、入れ歯は洗浄剤や専用のケース、ブリッジは専用の歯間ブラシなど、毎日のケアに手間やコストがかかる場合があります。

インプラントは天然歯とほぼ同じようにケアでき、見た目や噛む力の点でも優れているため、長期的に見て生活の質を維持しやすい治療方法です。初期費用だけで判断せず、長く使えることや手間の少なさまで含めて考えると、インプラントはコストパフォーマンスに優れた治療といえるでしょう。

医療費控除の対象になる

インプラント治療は医療費控除の対象になります。確定申告を行うことで、一部の費用が税金から還付される可能性があり、経済的負担を軽減できるかもしれません。費用面に不安がある方も、まずはご相談ください。

「高齢になると手術が受けられないのではないか」「治療後の回復が心配」といった不安から、治療の選択肢から外してしまうケースもあります。しかし、インプラントは年齢で一律に判断されるものではなく、重要なのは全身の健康状態と口腔内の環境です。

年齢ではなく、体の状態が判断基準になります

インプラント治療に年齢制限はありません。20歳未満の若年層は顎の骨の成長が未完成であることから原則として治療が見送られますが、高齢者については年齢そのものよりも、全身の健康状態が大きな判断材料となります。持病があっても安定していれば治療可能なケースが多く、実際に70代、80代の方もインプラント治療を受けています。

糖尿病や高血圧などをお持ちでも、症状がしっかりコントロールされていれば問題ありません。「年だから無理」というのは医学的な理由ではなく、思い込みに近い誤解と言えるのです。

治療を受ける年代の中心は60代。70代以降も一定数存在します

ある調査によると、インプラント治療を受けている方の中心は50代〜60代で、次いで70代の方が続いています。歯の喪失が増えるのはこの年代からであり、治療の必要性も高まる時期です。60代の方は、自分の歯でしっかり噛める状態を維持したいという希望が強く、インプラントに関心を持つ方が多くなります。

統計的に見ても、インプラント治療を受けている方の多くがこの年代に集中しており、「若い人の治療」という印象は実情とは異なります。さらに、70代以降も一定の割合で治療を受けている現実があり、年齢が原因でインプラントを諦める必要はまったくありません。

「高齢だから仕方がない」とあきらめる前に、まずは相談を

「年齢のせいで治療は無理だろう」と思い込んで判断してしまうのは、本当にもったいないことです。むしろ、噛める喜びを取り戻すことで日々の生活が快適になり、食事や会話を楽しむ時間が増えることで、心身の健康にも良い影響が期待できます。

当院では、日本インプラント学会認定医・専門医が在籍しており、豊富な高齢者の治療経験があります。年齢に応じたリスクを正確に判断したうえで、無理のない治療をご提案していますので、少しでも興味がある方はまずは一度ご相談ください。

インプラント治療は広く知られるようになり、「誰でも簡単に受けられる」「気軽にできる治療」という印象を持つ方も増えています。しかし実際には、事前の診査や準備が必要なケースも少なくありません。

口腔内や骨の状態によっては、すぐに治療できない場合があります

インプラント治療は顎の骨に人工歯根を埋め込む外科的な処置を伴うため、骨の状態が重要になります。たとえば、歯周病が進行して顎の骨が大きく失われている場合、そのままではインプラントを固定できません。こうした場合には、事前に骨造成と呼ばれる処置を行い、骨の厚みや高さを回復させる必要があります。

また、インプラントの安定性に関わる噛み合わせの問題がある場合も、事前の調整が必要です。インプラント治療は、単純な「歯を補うだけ」の処置ではありません。精密な診査と準備が求められる医療行為なのです。

全身状態によっては治療が制限されることもあります

インプラントは「健康な方なら原則可能」な治療ではありますが、あくまで医学的な条件をクリアした方が対象となります。高齢者であっても、健康状態が安定していれば治療が可能な一方で、年齢に関係なく適さないケースもあるのです。

たとえば、糖尿病や高血圧、心臓疾患などの持病がある場合には、体調のコントロールが必要です。薬の種類によっては、術後の骨の回復を妨げたり、感染のリスクを高めたりするため、主治医と連携して判断しないといけません。また、骨粗しょう症で特定の薬を服用している場合には、顎の骨が壊死するリスクがあるため、慎重に検討します。

術後のケアが必要不可欠です

そのため、セルフケアが難しい方、通院が困難な方には十分な治療効果が得られない可能性があります。インプラントは“入れて終わり”ではなく、“使い続けるために守っていく”治療であることを理解しておく必要があります。

天然の歯と同様に、インプラントにも歯垢や汚れが付着し、炎症を引き起こす可能性があります。「インプラント周囲炎」は、進行すると骨が溶け、インプラントが抜け落ちてしまうリスクもあるため、適切なブラッシングと定期的な歯科検診が欠かせません。治療後の管理がとても重要です。

インプラント治療には多くのメリットがありますが、誤ったイメージによって治療をためらってしまう方も少なくありません。誤解の多くは、正しい情報を知ることで解消できます。

伴場歯科医院では、日本口腔インプラント学会の認定医による診療、CTによる精密検査、バリアフリー対応など、患者さま一人ひとりに寄り添った環境を整えております。ご不安なこと、ご不明な点があれば、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。正しい知識に基づき、納得のいく選択をしていただけるよう、私たちがしっかりサポートいたします。