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神経は抜かないほうがいい?|川崎市の歯医者ならチーム医療の伴場歯科医院

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神経は抜かないほうがいい? [2018年10月15日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「神経は抜かない方が良いのか」です。
虫歯治療で神経を抜くケースがありますが、実際には抜かない方が良いのでしょうか。

これについてお答えすると、答えはイエス…つまり抜かない方が良いでしょう。
最も、歯科医もその点については当然承知しているため、治療を誤って抜いてしまうわけではありません。
治療で神経を抜く場合、そうしなければならない状態になっているからです。

虫歯で神経を抜かなければならないケース

歯は外側からエナメル質、象牙質、神経の構造でできており、虫歯は外側に発生します。
つまり最初はエナメル質が虫歯菌に感染しますが、進行は内側に向かって進んできます。
つまり、虫歯が進行することで虫歯菌がどんどん神経に近づいてくるのです。

象牙質まで虫歯が進行した時点で痛みを感じるようになりますが、
神経が虫歯菌に感染するとその反応として炎症が起こり、常に激痛を感じるようになります。
この炎症が元に戻せない状態になると、治療で神経を抜かなければなりません。

神経を抜くとどうなるか

神経を抜けば痛みを感じなくなるため、それまで感じていた激痛が解消されます。
また、根管治療を行うことで虫歯の進行を食い止めることができます。
これらは一見メリットに思えますが、それは現在虫歯で激痛に悩まされているからです。

虫歯を治療した後は、神経を抜いたことによるデメリットを実感することになります。
そこで、神経を抜く…つまり失うことによるデメリットを挙げてみます。

歯に問題が起きた時に気づきにくくなる

神経を抜けば痛みを感じなくなりますが、痛みは歯の異常を知らせるための自覚症状です。
実際、ほとんどの方は「歯の痛み」という自覚症状によって虫歯に気づくと思います。
つまり痛みを感じなくなれば、このように歯に問題が起こった時に気づきにくくなるのです。

歯が脆くなる

歯に栄養や水分を届けるのは神経の役目ですから、神経を抜いてしまえばこれらが歯に行き届かなくなります。
栄養が行き届かない歯は、栄養を摂取しない身体と同じで弱くなってしまいます。
脆くやわらかいことで歯が欠ける、割れるなどの問題が起きやすく、さらに細菌にも感染しやすくなります。

被せ物を立てなければならない

神経を抜いた歯は脆いため、それを補うために被せ物を立てて処置することがほとんどです。
しかし銀歯の被せ物は目立ちますし、美しいセラミックの被せ物は費用が高い問題があります。
また、被せ物は調整が万全でないと噛み合わせが悪くなる原因になります。

虫歯に対して弱くなる

虫歯になると神経の防御機能が働きます。歯が溶かされないよう強度を高め、虫歯の進行を防ぐために虫歯菌の進行経路を妨げます。しかし神経を抜けばこうした防御機能が働かなくなるため、虫歯になった時に進行しやすくなります。

…神経を抜くとこのようなデメリットがあり、さらに歯も黒く変色してしまいます。それでもなぜ神経を抜くのかと言えば、虫歯が進行して神経を抜かなければならない状態になっているからです。

根管治療の流れ

神経を抜く治療とは、歯の神経を抜いた後に神経の通る根管を清掃・消毒する治療であり、これを根管治療と呼びます。根管治療は次のような流れになります。麻酔を行ってから虫歯を削り、神経を除去します。これは、リーマーなどの器具を使用して手作業で行います。

その後に薬剤で根管内を洗浄し、細菌を全て除去した上で薬を詰めて封をします。神経の除去、洗浄、薬を詰める…根管内が完全に綺麗になるまで、この流れを繰り返すことになります。そして根管内が完全に綺麗になったら、最後に薬を詰めて封をして治療は終わりです。

根管治療の欠点は治療の難易度が高いことで、なぜなら清掃する根管の形状は人によって異なり、さらに根管内の細菌が目で見えないからです。このため治療時はレントゲンやCTを使用しますし、患者さんとしても信頼できる歯科医院で治療を受けるべきでしょう。

神経を抜かずに治療するには

神経を抜かずに虫歯を治療するには、そこまで虫歯が進行するまでに治療することです。虫歯は最初歯の表面にできますが、進行すると象牙質、神経と徐々に奥に進んでいきます。このため、例え虫歯になっても神経まで進行する前に治療すれば良いのです。

それには虫歯を自覚したらすぐ歯科医院に行くことが大切ですし、確実なのは定期的に検診を受けて虫歯の早期発見を可能な状況にすることです。また、定期的な検診は虫歯を早期発見できるだけでなく、虫歯の予防においても高い効果があります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、神経は抜かない方が良いのかについてまとめます。

1. 虫歯で神経を抜かなければならないケース :虫歯が神経まで進行し、炎症が起こって元に戻らない場合
2. 神経を抜くとどうなるか :痛みは解消されるが、歯に問題が起きても気づきにくいなどのデメリットがある
3. 根管治療の流れ :虫歯の除去→神経の除去→根管内の洗浄→薬剤を詰める
4. 神経を抜かずに治療するには :虫歯になった時に早期治療する

これら4つのことから、神経は抜かない方が良いのかについて分かります。失った神経は取り戻すことができず、そう考えると神経を抜くのは大変なことです。最も、虫歯を放置さえしなければそんな事態にはなりません。定期的な検診を受けていれば、例え虫歯になっても早期発見が可能ですし、早期発見すれば、神経を抜かなければならないほど虫歯が進行していることはまずありません。

「神経を抜く」ってどういうこと? [2018年10月01日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「神経を抜くこと」です。虫歯治療では、虫歯の症状によっては神経を抜くことがあります。

実際、治療の際に「神経を抜きましょう」と歯科医に言われた経験のある方もいると思いますが、「虫歯治療=歯を削る」のイメージが強いため、その言葉に抵抗を感じてしまうでしょう。そこで、ここでは神経を抜くことをテーマにしたお話をしていきます。

神経のある箇所

もちろんここで言う神経とは歯の神経のことですが、では神経はどこにあるのでしょうか。これは歯の構造から説明すると分かりやすいと思います。まず歯の表面はエナメル質で覆われており、エナメル質は歯を保護しています。

そしてエナメル質の奥には象牙質があり、ここまで虫歯が進行すると歯が痛みます。これは、象牙質まで虫歯が進行したためエナメル質の保護が及ばなくなるからです。そして、象牙質のさらに下…そこに歯の神経はあります。

根管治療

神経を抜く際に必要なのが根管治療です。根管とは神経が入っている歯の内部であり、そこには血管も通っています。歯の神経まで虫歯が進行した場合、根管内…つまり歯の内部に細菌が入っていますから、細菌に感染した神経を全て除去し、根管内の清掃と消毒を行うのが根菅治療の目的です。

根管治療によって神経を抜くメリットは2つあります。1つは神経を除去するため痛みを解消できることで、虫歯が神経まで進行した場合の激しい痛みを完全に感じなくなります。もう1つのメリットは虫歯の進行を食い止められることで、神経を除去して封をすることで虫歯の進行経路を塞ぎ、それ以上の虫歯の進行を防ぎます。

神経を抜くデメリット

痛みを解消できる、虫歯の進行を食い止める…神経を抜くことではこれらのメリットがある一方で、デメリットもあります。そこで、神経を抜くことでのデメリットを次にまとめます。

歯の異常に気づけなくなる

歯の痛みは辛いですが、それは歯の異常に気づくきっかけとなる大切な自覚症状とも言えます。神経を抜いてしまえば、例え今後歯に異常が起こっても一切痛みを感じなくなります。そして痛みという自覚症状を失えば、歯の異常にも気づけなくなってしまいます。

歯が脆くなって見た目も悪くなる

神経は歯に栄養を届ける役割も担っているため、抜いてしまえばそれができなくなります。つまり、歯に栄養が行き届かなくなるのです。栄養が行き届かなくなった歯は脆くなり、さらに見た目も黒く変色してしまいます。

虫歯への抵抗力が失われる

虫歯になった場合、神経はそれに対抗する力を発揮します。具体的には歯を強くして、さらに虫歯の進行経路を塞ごうとするのです。しかし神経を抜くことでその力が発揮されなくなり、歯は虫歯に感染しやすく、さらに進行もしやすくなります。

メリットとデメリットの比較

では、上記で説明してきた歯の神経を抜くメリットとデメリットを改めて比較してみます。

<メリット>
・虫歯の痛みを解消できる
・虫歯の進行を食い止める

<デメリット>
・歯の異常に気づけなくなる
・歯が脆くなり、見た目も悪くなる
・虫歯への抵抗力が失われる

…まずメリットに注目してほしいのですが、いずれも歯が虫歯になった状態の時だけ得られるメリットであり、歯が健康な状態であれば一切のメリットがないことが分かります。つまり虫歯治療して歯が健康になれば、その時点で歯の神経を抜くメリットは一切なくなり、あるのはデメリットだけになってしまいます。

この点から分かるとおり、歯の神経を抜くことにはデメリットの方が多く、本来なら比較するまでもなく抜かない方が良いのです。ではなぜ神経を抜くのか?…それは神経を抜かなければならないほど、虫歯が進行しているからです。

神経を抜かずにすむ方法

歯の神経は抜かない方が良いのですが、虫歯の進行度によっては抜かなければなりません。ではどうすればそんな事態にならなくてすむのか?…その方法は難しくありません。それには虫歯を予防して、例え虫歯になっても早く治療すれば良いのです。

どんな虫歯でも、虫歯になった瞬間に神経まで進行することはなく、治療せずに放置してしまうことで神経まで進行するのです。逆に言えば、そこまで虫歯が進行するまでにきちんと歯科医院に行って治療すれば良いのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、神経を抜くことについてまとめます。

1. 神経のある個所 :歯の表面にはエナメル質があり、その奥には象牙質がある。神経は象牙質の下にある
2. 根管治療 :神経を抜く際に必要な治療。根管内の清掃と消毒をして、それ以上の虫歯の進行を防ぐ
3. 神経を抜くデメリット :歯の異常に気づけなくなる、歯が脆くなって見た目が悪くなるなど
4. メリットとデメリットの比較 :明らかにデメリットの方が多く、本来なら抜かない方が良い
5. 神経を抜かずにすむ方法 :虫歯を予防する。仮に虫歯になっても早く治療する

これら5つのことから、神経を抜くことについて分かります。神経を抜いた方が良いか、抜かない方が良いか?…その答えは当然後者です。それでも神経を抜くのは、そうしなければならない状態になっているからで、本来ならもっと早く虫歯を治療しなければならないですし、そうすれば神経を抜くことにもなりません。

インプラントは誰でも受けられる治療ですか? [2018年09月14日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「インプラントができないケース」です。
インプラントは歯科治療であるものの、治療の過程では手術を行います。

このため治療も簡単ではなく、安全性を考えて治療の前には精密検査も行います。
では精密検査を行う以上、その結果次第ではインプラントができないケースもあるのでしょうか。
そこで、ここではインプラントができないケースについて説明していきます。

18歳以下の場合

インプラントには明確な年齢制限はないものの、18歳以下の患者さんは治療を受けられないケースがあります。
これは年齢的に考えて患者さんの顎の骨が成長途中にあるからで、
長期間の治療となるインプラントでは治療中に顎の骨が成長してしまう可能性があります。

治療中に顎の骨が成長すれば、治療開始時と治療終了時で顎の骨の状態が異なることになり、
そうなると治療開始時は問題なかったインプラントが治療終了時に不具合を起こす可能性があるのです。
こうした治療の失敗を防ぐため、18歳以下の若い患者さんはインプラントできないことがあります。

<18歳以下でも治療を受けられる歯科医院はある?>
前述したようにインプラントには年齢制限がないため、これは歯科で定められた基準ではありません。
ですから年齢については歯科医の判断であり、歯科医院によっては治療を受けられるかもしれません。
また、治療を受けられない年齢の基準を20歳以下に設定している歯科医院もあります。

腎疾患がある場合

インプラントでは手術を行いますし、治療方法によっては2度の手術を行います。
このため、免疫力が低下しやすく傷の治癒が遅い傾向のある腎疾患の患者さんはインプラントできません。
最も、軽度の腎疾患の場合はインプラントできることもありますが、重度の場合はまず不可能でしょう。

と言うのも、重度の腎疾患の患者さんは血液透析を受けており、その影響で骨が脆くなっているためで、
インプラントを正常に顎の骨に埋めこむことが難しいのです。
また、血液透析を受けていると細菌が臓器に回ってしまう危険もあります。

糖尿病がある場合

糖尿病の患者さんは病気の影響で身体の抵抗力・免疫力が低下しています。
このため、糖尿病の患者さんは歯周病に掛かりやすい傾向があるのですが、
インプラントにとって歯周病は天敵であり、インプラント周囲炎にかかるとインプラントが抜け落ちてしまいます。

また、抵抗力が弱いことで手術の傷も癒えにくく、そのためインプラントができないのです。
とは言え、「糖尿病=100%インプラントできない」というわけではなく、
血糖値のコントロールができているのであればインプラントは可能です。

体力的に問題がある場合

インプラントでは治療の過程で手術を行い、治療期間も長くかかります。
このため、治療を受けるにあたって充分な体力があることが前提となります。
これは特に高齢の患者さんに多い問題で、体力的に問題があるとインプラントできません。

インプラントに対応した歯科医院は限られており、
虫歯治療のようにどこの歯科医院でも対応できるわけではありません。
場合によっては遠距離の通院になるため、それが困難と判断されるとインプラントできないのです。

骨密度が少ない場合

これは自覚できない問題で、大抵は精密検査で発覚します。
骨粗しょう症などの患者さんは骨密度が少なく、なおかつ骨が脆い場合があります。
こうした骨の問題は一見インプラントと無関係に思えますがそうではありません。

と言うのも、インプラントは骨…正確には顎の骨に埋めこむ仕組みになっているからです。
ですから、例えば歯周病で骨が溶けてしまっている患者さんもインプラントできないのですが、
骨移植などの治療を行って充分な骨を確保できれば、インプラントすることが可能です。

噛み合わせが悪い場合

多少なら問題ないですが、あまりに噛み合わせが悪い患者さんはインプラントできません。
噛み合わせが悪い場合、骨密度が少ないケースと違ってインプラントを埋め込むこと自体に支障はありません。
支障があるのは治療後…つまりインプラントでの日常生活です。

なぜなら、噛み合わせが悪いことでインプラントに過剰な力が掛かるからで、
そうなるとインプラントのグラつきや脱落の原因になってしまうのです。
対処としては、矯正治療で噛み合わせを改善することでインプラントできるようになります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントができないケースについてまとめます。

1. 18歳以下の場合 :顎の骨が成長途中であり、それが治療後のインプラントの不具合を招く危険性がある
2. 腎疾患がある場合 :手術の傷が癒えるのが遅く、細菌が臓器に回る危険性がある
3. 糖尿病がある場合 :血糖値のコントロールができていればインプラントは可能
4. 体力的に問題がある場合 :長期間の通院や手術に耐えうる充分な体力がなければならない
5. 骨密度が少ない場合 :骨密度が少ない、骨が脆いなどの場合はインプラントを埋め込めない
6. 噛み合わせが悪い場合 :インプラントに過剰な力が掛かってしまうため

これら6つのことから、インプラントができないケースについて分かります。
こうしたケースはあくまで歯科医の判断であり、国が基準を定めているわけではありません。
特に骨密度や噛み合わせの問題などは自覚できず、精密検査をしなければ分からない問題です。
このため、インプラントを希望する方はまず歯科医院に行って相談してみると良いでしょう。

インプラントが歯周病になるというのはどういうことですか? [2018年09月01日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「インプラントの歯周病について」です。
インプラントについて1つ事実をお伝えすると、インプラントは歯周病になる可能性があります。

人工の歯であるインプラントが細菌に感染することは半信半疑に思えますが、
そもそも歯周病は「歯」ではなく「歯肉」の病気です。
このため、インプラントの周囲の歯肉が細菌に感染すればインプラントも歯周病になってしまうのです。

インプラント周囲炎とは

インプラントは歯も歯の根も人工物ですが、周囲の歯肉は天然のものですから歯周病にはなります。
そして、インプラントの歯周病のことをインプラント周囲炎と呼びます。
インプラント周囲炎は病名にインプラントと名前がついているものの、正確には歯肉の病気です。

しかしインプラントの周囲に歯肉がある以上、インプラント周囲炎になることはインプラントに影響し、
進行することでインプラントの脱落を引き起こしてしまいます。
歯周病も進行すると歯が抜けますが、これと同様にインプラントも抜け落ちてしまうのです。

インプラント周囲炎の要因とは

インプラント周囲炎を引き起こす細菌は、歯周病と同じ歯周病菌です。
インプラントのケアが不充分だとその周囲にプラークが蓄積され、
そこに含まれる歯周病菌に感染することでインプラント周囲炎が起こります。

つまりインプラント周囲炎の要因は歯周病菌の感染であり、
歯周病菌に感染する要因はプラークの蓄積にあることから、予防するにはインプラントのケアが欠かせません。
また、「噛み合わせが悪い」や「喫煙」がインプラント周囲炎の要因になることもあります。

インプラント周囲炎の症状とは

インプラント周囲炎の症状は歯周病と酷似しており、歯肉が炎症を起こして歯槽骨が溶かされます。
ですが1つだけ大きな違いがあり、それは症状が進行する早さです。
インプラント周囲炎は歯周病に比べて進行が早く、治療しないとすぐ重症化してしまうのです。

ではなぜインプラント周囲炎の進行は早いのか?…その理由はインプラントが人工物だからです。
人工物であるインプラントは天然の歯と違って周囲の組織に栄養血管が少なく、
そのため炎症に対する抵抗力が弱く、すぐに進行してしまうのです。

インプラント周囲炎を予防するには

インプラント周囲炎の予防方法は歯周病の予防方法と同じです。
基本は毎日の歯磨きによるプラークコントロールで、
細菌に感染しにくくするための身体の免疫力の向上…つまり生活習慣の改善が必要です。

また、噛み合わせの悪さがインプラント周囲炎の要因になることから、メンテナンスも欠かせません。
定期的なメンテナンスで噛み合わせを調整しなければインプラント周囲炎は予防できないですし、
メンテナンスを受けていれば仮にインプラント周囲炎になっても早期治療が可能です。

インプラント周囲炎の治療方法とは

インプラント周囲炎の治療方法は歯周病の治療方法とほぼ同じで、
軽度の状態であればプラークや歯石…つまり細菌の除去によって治ります。
ただし重症化している場合は外科的治療が必要であり、これは歯周病も同様です。

外科的治療の場合は歯肉を切開し、汚れてしまったインプラントを取り出して清掃を行います。
具体的には薬剤を使用しての清掃、医療器具を使用してインプラントを磨く、
感染してできてしまった歯周ポケットの切除などを行い、必要であれば骨の再生治療を行います。

インプラント周囲炎による他の歯への影響

インプラント周囲炎が起こることで他の歯にも悪影響があります。
インプラント周囲炎が起こるということは歯周病菌に感染するということですから、
口の中では歯周病菌が繁殖した状態になっており、そのため他の歯が歯周病になるリスクが高まります。

また、インプラント周囲炎によってインプラントが不安定になれば噛み合わせが悪くなり、
噛み合わせが悪くなれば他の歯に負担をかけることになります。
このため、インプラント周囲炎を予防することは他の歯を守ることにもなるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントの歯周病についてまとめます。

1. インプラント周囲炎とは :インプラントの歯周病のことをインプラント周囲炎と呼ぶ
2. インプラント周囲炎の要因とは :ケアが不充分なことによるプラークの蓄積
3. インプラント周囲炎の症状とは :「歯肉の炎症」など歯周病と同じだが、進行は歯周病より早い
4. インプラント周囲炎を予防するには :プラークコントロール、生活習慣の改善、メンテナンス
5. インプラント周囲炎の治療方法とは :重症化している場合は歯肉を切開する外科的治療が必要
6. インプラント周囲炎による他の歯への影響 :他の歯が歯周病になるリスクが高まるなど

これら6つのことから、インプラントの歯周病について分かります。
インプラント周囲炎はインプラントの歯周病で、
歯周病より進行が早い上に重症化するとインプラントが抜け落ちてしまいます。

人工物であるインプラントが歯周病になる理由ですが、それは歯周病が歯肉の病気だからです。
人工物である以上、確かにインプラントが虫歯になることはありません。
しかし歯肉は天然のものですから、インプラントの周囲の歯肉が細菌に感染することは珍しくないのです。

歯科医院で定期検診を受ければ、確実に歯周病を予防できますか? [2018年08月15日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「歯科医院の定期検診の効果」です。
歯周病の予防方法はいくつかありますが、その中でも歯科医院の定期検診が重要とされています。

実際、歯科医に「予防のために定期検診を受けましょう」と言われた経験のある方も多いでしょう。
そこで気になるのが、定期検診を受けてどのくらいの予防効果があるのかということです。
例えば、歯科医院の定期検診を受けていれば歯周病を確実に予防できるのでしょうか。

定期検診の予防効果

結論から言うと、定期検診を受けても100%歯周病を予防できるとは限りません。
最も、これはどんな病気の予防方法にも言えることで、
例えば「喫煙しない=100%肺がんにならない」とは言い切れないのと同じです。

最も、喫煙しないことで確実に肺がんになるリスクが減少するように、
定期検診を受けることで歯周病になるリスクが減少するのは確かです。
つまり、定期検診の効果は「100%予防できる」ではなく「予防効果が高まる」と捉えるべきでしょう。

定期検診の効果が得られないケース

いくら定期検診を受けても、充分な予防効果が得られないケースがあります。
例えば以下のようなケースでは、定期検診を受けても歯周病になってしまう可能性が高いでしょう。

歯科医の指導を守らない

定期検診ではブラッシング指導や生活習慣改善のアドバイスを行いますが、
これらはいずれも患者さんが私生活の中で実践しなければ意味がありません。
例えばブラッシング指導を受けても歯磨きを適当に行うようでは、せっかくのアドバイスの効果もなくなります。

定期的に受けない

文字どおり、定期検診は定期的に受けてこそ効果があります。
3ヶ月~6ヶ月に1回の頻度で定期検診を受け続けてこそ、歯周病の予防効果を維持することができるのです。
いくら定期検診でも1回受けてそれで終わりにしてしまうと、一時的な予防効果しか得られません。

他の予防方法が不充分

定期検診は歯周病の予防効果を高めますが、予防方法のメインはあくまで毎日の歯磨きです。
このため、いくら定期検診を受けても歯磨きを疎かにすれば歯周病の予防はできません。
さらに喫煙や疲労の蓄積など、ライフスタイルによっても歯周病になるリスクが高まります。

定期検診のもう1つのメリット

定期検診を受ければ歯周病の予防効果が高まりますが、
定期検診のメリットはもう1つあり、それは歯周病を早期発見できることです。
「静かなる病気」と呼ばれる歯周病は、自覚症状が少ないためなかなか自分で気づくことができません。

いつの間にか歯周病になっていつの間にか進行する…そんなケースが多いのです。
しかし、定期検診を受けていればその都度歯科医が口の中の健康状態を確認しますから、
自分では気づきにくい歯周病もいち早く発見でき、早期治療ができるのです。

<早期治療することのメリットは?>
どんな病気でも進行するほど症状は深刻になり、同時に治療も難しくなります。
歯周病の場合、初期の段階で早期治療すれば歯石の除去とプラークコントロールだけで治せます。
しかし進行すると簡単には治せないため、治療において歯肉の切開が必要になることもあります。

定期検診で行うこと

「定期検診ではどんなことをするの?」と疑問に思う方もいるでしょうから、
歯科医院の定期検診を行うことをお伝えします。

口の中の健康状態の確認

歯周病がないかを歯科医が確認し、仮に発見された場合はすぐに治療にうつります。
歯周病の有無というより口の中の健康状態全てを確認するため、
虫歯、詰め物や被せ物の異常などの発見も可能です。

ブラッシング指導

歯磨きには正しい歯の磨き方があり、その方法を指導します。
それも患者さんの歯並びに合った歯磨きの仕方を指導するため、
例え歯並びが悪い方でも効率良くプラークを除去できるようになります。

生活習慣改善のアドバイス

虫歯や歯周病になるリスクは、日常生活の過ごし方次第で高くも低くもなります。
そこで歯科医が患者さんの生活習慣をヒアリングし、改善すべきポイントを分かりやすくアドバイスします。
このアドバイスを実践することで身体の免疫力の向上、プラークコントロールにつながります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯科医院の定期検診の効果についてまとめます。

1. 定期検診の予防効果 :100%予防できるとは断言できないが、予防効果が高まるのは事実
2. 定期検診の効果が得られないケース :歯科医の指導を守らない、定期的に受けないなどの場合
3. 定期検診のもう1つのメリット :歯周病や虫歯の早期発見と早期治療が可能
4. 定期検診を行うこと :口の中の健康状態の確認、ブラッシング指導、生活習慣改善のアドバイス

これら4つのことから、歯科医院の定期検診の効果について分かります。
歯周病を予防する上で歯科医院の定期検診は欠かせません。
「定期検診を受ける=100%予防できる」とは言い切れないものの、予防効果は確実に高まります。
また、歯周病になった場合に早期発見と早期治療できるのも定期検診を受けるメリットです。
例え歯周病でも初期の段階で発見して治療すれば、歯を失うほどの事態にはならないからです。

歯周病治療の際によく聞く「プラークコントロール」とは何ですか? [2018年08月01日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「プラークコントロールの説明」です。
歯周病の治療方法を説明する時、必ず登場する言葉がプラークコントロールです。

プラークコントロールは歯周病治療の基本であり、歯周病の進行度と関係なく必要です。
また、プラークコントロールは患者さん自身によって行う必要があります。
さてそんなプラークコントロールですが、そもそもどんな意味で何をすることなのでしょうか。

プラークとは

プラークコントロールを説明する上で知っておかなければならないのがプラークです。
プラークとは細菌の棲み処であり、その中には億単位の数の細菌が含まれています。
そして、歯周病をもたらす原因菌もまたプラークの中に含まれているのです。

歯周病を治すには原因菌の除去が必要ですから、その意味でプラークは除去しなければなりません。
さて、プラークは歯に付着しているヌルヌルの物質で歯磨きによって除去できますが、
完全な除去は容易ではなく、なぜなら透明なため目に見えないからです。

プラークコントロールとは

プラークコントロールとは、上記で説明したプラークを効率良く除去することです。
ちなみにプラークを除去するという点では、定期検診などで行う歯のクリーニングもそれに該当します。
ただし、歯周病治療において求められるのは患者さん自身によるプラークコントロールです。

つまり患者さんが日常生活の中で行うもので、その方法のメインは歯磨きです。
最も、歯磨きなら毎日欠かさず行っている方がほとんどでしょうが、
きちんとプラークコントロールができている歯磨きを行っている方は、実はかなり少ないと考えられます。

歯磨きによるプラークコントロール

歯磨きをしたからといってプラークコントロールができているとは限りません。
と言うのも、多くのプラークを効率良く除去できなければ、それはプラークコントロールにならないからです。
プラークコントロールと呼べる歯磨きをするからには、精密な歯磨きをしなければなりません。

そうなると問題になるのは、どうすれば精密な歯磨きをできるのかということです。
そこで、そのために効果的な3つの方法を紹介します。
以下の3つの方法を実践すれば、毎日の歯磨きの効果が確実かつ格段に高まります。

デンタルフロスを使う

ブラッシングだけの歯磨きでは、プラークの除去率は6割程度とされています。
しかし、デンタルフロスを使えばプラークの除去率がさらに2割高まります。
これは歯と歯の隙間など、歯ブラシが届かない箇所も綺麗にできるからです。

<ポイント 歯間ブラシではダメなの?>
デンタルフロスではなく歯間ブラシを使っても問題ありません。
最も、デンタルフロスと歯間ブラシは用途が異なり、歯間ブラシは歯と歯肉の境目を磨くためのものです。
また、デンタルフロスは虫歯予防、歯間ブラシは歯周病予防に効果的とされています。

ブラッシング指導を受ける

歯科医院の定期検診、もしくは予防歯科ではブラッシング指導を行っています。
その人の歯並びに合った、効率の良い精密な歯磨きの仕方を指導します。
指導による歯の磨き方を実践することで、毎日の歯磨きの精度が高まります。

<ポイント インターネットの動画で覚えても良いの?>
インターネットでも正しい歯の磨き方の動画があるかもしれませんが、あくまでそれは一例です。
と言うのも、歯並びは人それぞれ異なりますし、自分の歯並びに合った磨き方を覚えることが必要です。
このため実際に歯科医に歯並びを診てもらい、その上でブラッシング指導を受けてください。

プラークテスターを使用する

プラークテスターはプラークを染め出し、目で見える状態にすることができます。
このため、使用することで磨き残しが目で確認でき、確実に全てのプラークを除去できます。
プラークテスターはプラークチェッカーとも呼ばれ、ドラッグストアやインターネットで購入できます。

<ポイント 1度使えば良いの?>
プラークテスターは、何日か連続して使用するとより効果的です。
連続して使用すれば染色される箇所がパターンとして分かるため、
それによって自分の歯磨きの弱点…つまり磨き残しやすい箇所を把握できるからです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、プラークコントロールの説明についてまとめます。

1. プラークとは :細菌の棲み処で、歯の表面に付着している透明でヌルヌルした物質
2. プラークコントロールとは :効率良くプラークを除去すること
3. 歯磨きによるプラークコントロール :デンタルフロスの使用、ブラッシング指導を受けるなどが必要

これら3つのことから、プラークコントロールの説明について分かります。
プラークコントロールは歯周病治療において必須ですが、そもそも普段から実践することが大切です。
普段からプラークコントロールができていれば虫歯や歯周病を予防しやすくなります。
また、毎日プラークコントロールができていることでプラークコントロール自体が容易になり、
口の中を常にプラークの少ない清潔な状態に保つことができるのです。

セラミックにも種類があると聞いたのですが、どのような種類を知っておけばいいですか? [2018年07月15日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「セラミックの種類について」です。
セラミックにはいくつか種類があり、患者さんは好きな種類のセラミックを選択できます。

また、取り扱っているセラミックの種類は歯科医院ごとで異なります。
このため、患者さんもセラミックの種類を把握しておくと自分に合ったものを探しやすくなるため、
ここではセラミックの種類について説明していきます。

オールセラミック

100%セラミックでできており、セラミックの中で最も美しいタイプです。
セラミックならではの白さはもちろん、天然の歯に近い光沢もあるため、
詰め物や被せ物として使用した時に人工の歯と見間違えるほどの美しさを持っています。

さらに機能性も高く、年数経過による変色も起こらないため美しさをずっと維持できます。
このように審美性においても機能性においてもセラミックの中で最上位に位置しますが、
その分費用が高いのが欠点のため、審美性や機能性にとことんこだわりたい方向けのタイプです。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドの名が示すとおり別の材質も混ざっており、セラミックとレジンが混ざったタイプです。
レジンが混ざっているためセラミックでありながら柔軟性があり、
そのため隣接する歯を傷つける心配がないのがメリットです。

また、オールセラミックをはじめとした他の種類のセラミックよりも安いため、
お手軽なセラミックとして位置づけられています。
ただし費用が安い分、審美性はオールセラミックに劣りますし、年数経過による変色も起こります。

メタルボンド

メタルの名から想像できるとおり、一部金属を使用したセラミックです。
外見はセラミックで覆われているものの、見えない箇所には金属を使用しています。
このため年数経過によって劣化が起こるとセラミックが剥がれ、金属が露出してしまうことがあります。

さらに金属を使用している点から、セラミックでありながら金属アレルギーの対象にもなります。
これらの点だけに注目すると欠点が多い印象の強いメタルボンドですが、
長所は金属を使用しているため耐久性に優れていることで、そのため奥歯に使用する際におすすめです。

ジルコニアセラミック

人工ダイヤモンドを使用したタイプで、メタルボンドの上位に位置するタイプです。
見た目はメタルボンドより美しく、さらに金属を使用していないため金属アレルギーの心配もありません。
そして耐久性が高いため、メタルボンド同様奥歯に使用する際におすすめです。

光沢の差を除けばオールセラミックに匹敵するほど美しいため、
耐久性と審美性の高さを求めるならオールセラミックよりもジルコニアセラミックの方が良いでしょう。
ただしジルコニアセラミックは新しいタイプのため、取り扱っている歯科医院がまだ少ないのが欠点です。

健康保険適用のハイブリッドセラミック

例外として、健康保険適用のハイブリッドセラミックも存在します。
本来セラミックは健康保険が適用されないものの、
ハイブリッドセラミックに限って国が定めた基準を満たす場合のみ健康保険が適用されます。

ただしその基準は厳しく、治療の対象になる歯の箇所が限定されています。
さらに詰め物の場合は健康保険が適用されないですし、歯科医院の設備も基準に含まれています。
また、このハイブリッドセラミックは従来のハイブリッドセラミックとは別物で、審美性や機能性で劣ります。

セラミックのメリット

セラミックの種類は上記のとおりですが、そもそもセラミックにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
そこで、全ての種類のセラミックに共通する…言わばセラミックのメリットを説明します。

・審美性が高い
見た目の美しさがセラミックの最大のメリットです。
ハイブリッドセラミックは審美性で劣りますが、それでも銀歯よりは遥かに高い審美性を誇ります。

・二次虫歯を予防できる
セラミックは銀歯と違ってプラークが付着しにくい材質です。
さらに歯ともピッタリ接着するため、虫歯の再発を予防しやすいのです。

・寿命が長い
セラミックも人工物ですから永久に使用することはできません。
しかし寿命は銀歯に比べて長く、ケア次第で10年以上使用できます。

・金属アレルギーが起こらない
セラミックは陶器ですから金属アレルギーの対象外です。
ただしメタルボンドは例外で、これについては一部金属を使用しているため金属アレルギーの対象です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミックの種類についてまとめます。

1. オールセラミック :セラミックの中で最も美しく、全てのセラミックの中で最上位のタイプ
2. ハイブリッドセラミック :レジンが混ざっているため費用が安く、お手軽なタイプのセラミック
3. メタルボンド :金属を使用しているため耐久性の高いタイプ
4. ジルコニアセラミック :メタルボンド同様に耐久性が高く、メタルボンドよりも美しい
5. 健康保険適用のハイブリッドセラミック :従来のハイブリッドセラミックとは別物
6. セラミックのメリット :審美性が高い、二次虫歯を予防できる、寿命が長い、金属アレルギーが起こらない

これら6つのことから、セラミックの種類について分かります。
セラミックは現状、オールセラミックとハイブリッドセラミック、
さらにメタルボンドとジルコニアセラミックの4種類が存在します。
また、正確には健康保険適用のハイブリッドセラミックは従来のハイブリッドセラミックとは別物です。

セラミック治療に健康保険は適用されますか? [2018年07月01日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「セラミック治療と健康保険適用の有無」です。
詰め物や被せ物は虫歯の治療跡を覆って保護するためのものですから、身体の健康のために必要です。

と言うことは、詰め物や被せ物として使用するセラミックには健康保険が適用されるイメージがありますが、
実際にはセラミック治療には基本的に健康保険が適用されません。これについて疑問に思う方も多いため、
今回はセラミック治療と健康保険適用をテーマにしたお話をしていきます。

健康保険適用の基準

健康保険は歯科治療の全てに適用されるわけではなく、国が定めた基準を満たす治療のみ適用されます。
その基準を、多くの人は「身体の健康目的のために必要な治療」と認識しており、
だからこそ完全な審美目的であるホワイトニングに健康保険が適用されないのは納得だと思います。

しかし、正確な基準は「身体の健康目的のために必要な最低限の治療」であり、
「最低限」というワードが理由でセラミック治療に健康保険が適用されないのです。
セラミックは詰め物や被せ物として使用するため、セラミック治療は確かに健康目的の治療です。

しかし最低限とは言えず、なぜなら審美性の高さなどの付加価値があるからです。
つまりセラミック治療に健康保険が適用されないのは、
健康保険適用の基準となる「健康目的のために必要な最低限の治療」の「最低限」を満たしていないからです。

セラミックに健康保険が適用されるケース

冒頭で「セラミックは基本的に健康保険が適用されない」とお伝えしましたが、
「基本的に」とつけたのは例外…つまり、健康保険が適用されるケースがあるからです。
これは平成26年の4月以降、セラミック治療における健康保険適用の基準が改定されたためです。

とは言え、無条件で健康保険が適用されるわけではなく、いくつかの基準を満たした場合に限られます。
そしてその基準は厳しくなっているため、健康保険が適用されるのは例外のケースと捉えた方が良いでしょう。
ちなみに、健康保険適用のために定められた基準を簡単にまとめると以下のようになります。

・対象となる歯は「第一小臼歯」、「第二小臼歯」、「第一大臼歯」、「第二大臼歯」に限定
※「第一大臼歯」と「第二大臼歯」は金属アレルギーの方のみ(医療機関での診断が必要)

・セラミックの種類はハイブリッドセラミックに限定
※従来のハイブリッドセラミックとは別物で、審美性や耐久性が劣る

・被せ物に限定
※詰め物の場合は健康保険が適用されない

・厚生労働省が定めた歯科用CAD/CAM装置で製作する
※歯科技工士が手作業で製作したものは対象外

…専門用語もあるため分かりづらいかもしれませんが、
簡単に言うと「治療対象となる歯の歯所」と「歯科医院の設備」が基準のポイントになっています。
つまり、どの歯でもどの歯科医院でも健康保険が適用されるというわけではないのです。

このため、現状では気軽に健康保険適用でセラミック治療を行えるとは言えません。
最も、セラミック治療における健康保険適用の基準は徐々に緩和されつつあり、
ここ最近ではおよそ2年ごとに改定されているため、今後はこの基準がさらに変更となる可能性はあります。

セラミックの種類

現状セラミックには以下の4つの種類があります。その中にはハイブリッドセラミックもありますが、
上記でお伝えしたとおり健康保険適用のハイブリッドセラミックは従来のハイブリッドセラミックとは別物です。
以下の4種類を希望する場合は、例外なく健康保険は適用されません。

オールセラミック

セラミックの中で最も美しく、審美性と機能性において最上位に位置するタイプです。
年数経過による変色も起こらないため、使用している間はずっと美しさを維持できます。
また、100%セラミックであることから金属アレルギーも起こりません。

ハイブリッドセラミック

セラミックとレジンが混ざったタイプで、レジンが混ざっていることが長所にも短所にもなっています。
長所はオールセラミックに比べて費用が安く、レジンの柔軟性によって隣接する歯を傷つけないことです。
一方短所はレジンの影響で年数経過による変色が起こることで、審美性に強くこだわる方には不向きです。

メタルボンド

セラミックは陶器ですから耐久性を心配する声もあり、あまり強い力で噛むと欠けることがあります。
メタルボンドは外見がセラミックでも中身は金属のため、セラミックでありながら高い耐久性を持っています。
ただし金属を使用している点から、金属アレルギーの対象になります。

ジルコニアセラミック

メタルボンド同様、高い耐久性を持っているため奥歯に最適なセラミックです。
さらにメタルボンドよりも美しく、金属アレルギーの心配もありません。
ただしジルコニアセラミックは比較的新しいタイプのため、取り扱っている歯科医院はまだ少なめです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミック治療と健康保険適用の有無についてまとめます。

1. 健康保険適用の基準 :身体の健康目的のために必要な最低限の治療
2. セラミックに健康保険が適用されるケース :ハイブリッドセラミックは健康保険が適用されるケースがある
3. セラミックの種類 :オールセラミック、ハイブリッドセラミック、メタルボンド、ジルコニアセラミック

これら3つのことから、セラミック治療と健康保険適用の有無について分かります。
セラミックはハイブリッドセラミックのみ、一定の基準を満たした場合は健康保険が適用されます。
ただし対象となる歯と歯科医院の設備が限定されており、常に適応できるほどの手軽さはありません。

このため、「基本的に健康保険は適用されないが例外がある」と捉えるくらいが良いでしょう。
また、健康保険適用となるハイブリッドセラミックは従来のハイブリッドセラミックとは別物ですし、
その他の種類のハイブリッドセラミックにおいては例外なく健康保険は適用されません。

歯周病と言われましたが痛みはありません。この診断は正しいのでしょうか? [2018年06月18日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「歯周病の自覚症状」です。
歯周病と診断された場合、その診断に疑問を感じる人がたくさんいます。

そしてその理由は「痛みがないから」というものです。確かに虫歯の場合は歯が痛むため、
虫歯と診断されると納得もしますし、患者さん自身ある程度その診断は予想できるでしょう。
しかし歯周病は痛みなくても診断されることがあるため、それに納得できない人が多いのです。

痛みを感じない歯周病

痛みというのは1つの自覚症状で、私達は痛みを感じるからこそ身体の異常に気づきます。
例えばお腹が痛ければお腹の調子が悪いと気づきますし、胃が痛ければ胃の調子が悪いと気づきます。
つまり、痛みという自覚症状は自分が病気であることに気づくための大切なサインです。

しかし、歯周病の場合はこの痛みという自覚症状がほとんどないのです。
痛みがないからこそ自分が歯周病だと気づかず、そのため歯周病と診断されても納得できないのです。
最も、歯周病には痛みとは違った別の自覚症状が存在するため、以下の項目で紹介していきます。

歯周病の自覚症状

歯周病になると以下のような自覚症状があります。また、進行することで起こる自覚症状もあります。

歯肉が腫れる、変色する

歯周病になると歯肉が炎症を起こすため、その影響で歯肉が腫れたり変色したりします。
目で見て確認できますし、触った感触も本来の歯肉のような張りがなくプヨプヨしています。

歯肉から出血する

歯周病になって歯肉が炎症を起こすと、歯周病菌と戦うために血液が歯肉に集結します。
これによって歯肉から出血しやすくなり、歯磨きや食事の時の刺激で出血することが多くなります。

口臭がする

歯周病になると口の中で歯周病菌が繁殖し、言わば細菌だらけの状態になります。
さらに歯肉から出た膿みや出血の混ざり、キツイ口臭がするようになります。

以前よりも歯が長くなって見える

歯周病が進行すると歯槽骨が溶かされ、その影響で歯肉が退縮を起こして下がります。
これによって歯の根元が露出してしまい、一見歯が長くなったように見えるのです。

冷たいものや熱いものがしみる

歯周病が進行して、歯肉の退縮によって歯の根元が露出した場合に起こる症状です。
歯の根元はエナメル質に覆われていないため、冷たいものや熱いものを飲食すると刺激となってしみます。

歯が動く

歯周病が進行して歯槽骨が溶かされ、歯が支えを失いかけている状態です。
ここまでになると歯周病は相当進行しており、そのままにしておくと歯が抜け落ちてしまいます。

定期検診のすすめ

歯科医院で歯周病と診断されて納得できない場合、むしろそう診断されたことは幸運かもしれません。
と言うのも、目立った自覚症状のない歯周病は自分で気づくのが困難だからです。
歯周病に気づけなければ歯科医院に行くこともなく、そうすれば歯周病はどんどん進行してしまいます。

そして気づいた時には歯がグラつくほど進行している…そんなケースが珍しくないのです。
現に歯周病は「静かなる病気」とも表現され、気づかない間に発症して進行していく病気です。
虫歯治療の際などにたまたま歯周病が発覚したなら、それは発覚できたことを幸運と捉えるべきでしょう。

しかし、そんな偶然は何度も起こりません。
そこで1つ提案すると、歯周病の予防や早期発見のために歯科医院で定期検診を受けましょう。
そうすれば予防効果が高まりますし、仮に歯周病になっても早期発見と早期治療が可能です。

歯周病の予防方法

歯周病は虫歯のような痛みはないため、病気としては怖くないと考える人がいます。
しかしそれは間違いで、歯周病は進行すると最終的に歯を失ってしまう怖い病気です。
また、痛みを感じないからこそ歯周病に気づきにくく、その点では虫歯よりも進行してしまい特徴があります。
そこで、歯周病を予防するための3つの方法を紹介します。

精度の高い歯磨きをする

歯周病予防の基本は歯磨きですが、効率良くプラークを除去する精度の高い歯磨きが必要です。
このためブラッシングだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用した歯磨きを行いましょう。

生活習慣を改善する

疲労やストレスは身体の免疫力を低下させ、歯周病菌に感染するリスクを高めてしまいます。
そこで生活習慣を改善し、身体の免疫力を高める意識を持ちましょう。

定期検診を受ける

上記でも紹介しましたが、歯科医院の定期検診は歯周病予防に大変効果的です。
歯のクリーニングなどで予防効果が高まり、さらに歯周病の早期発見と早期治療も可能です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯周病の自覚症状についてまとめます。

1. 痛みを感じない歯周病 :歯周病には虫歯の痛みのような自覚症状がない
2. 歯周病の自覚症状 :歯肉の腫れや変色、歯肉から出血する、口臭がする、歯が長くなって見えるなど
3. 定期検診のすすめ :目立った自覚症状がないため、歯周病を早期発見するには定期検診が欠かせない
4. 歯周病の予防方法 :精度の高い歯磨きをする、生活習慣を改善する、定期検診を受ける

これら4つのことから、歯周病の自覚症状について分かります。
「歯周病には虫歯の痛みのような自覚症状がない」…この事実から言えるのは、
歯の痛みの有無は歯周病の有無を知るための参考にならないということです。
つまり、歯が痛くないとしても歯周病になっている可能性があるわけで、
その意味では「歯が痛くない=口の中が健康」とは限らないのです。

インプラントにしたいのですが痛みが気になります [2018年05月14日]

川崎市矢向の歯医者さん、伴場歯科医院です。
今回のテーマは「インプラントをすることでの痛み」です。
インプラントは失った歯を取り戻せると表現される魅力的な治療方法です。

ただしその分治療内容も大掛かりなものになり、治療の過程で手術も必要です。
そうなると、患者さんとして気になるのは痛みの有無だと思います。
そこで、ここではインプラントをすることでの痛みについてお答えしていきます。

治療する時は痛むのか

インプラントでは治療の際、歯肉を切開して顎の骨に穴をあける手術を行います。
この時の痛みですが、実際にはほとんど痛みはありません。
もちろんそのまま治療すれば痛むでしょうが、手術では麻酔を使用しますからね。

これはインプラントに限らず内科や外科も含めた手術全般に言えることですが、
麻酔を使用するので手術時の痛みはほとんど感じないのです。
ただし手術をするという点から、痛みよりも怖さという感情の方が強いのではないでしょうか。

最も、インプラントではそんな怖さへの対処もなされており、
静脈内鎮静法によって落ち着いた鎮静状態で治療を受けることもできます。
静脈内鎮静法とは気分をリラックスできる薬を点滴で投与する方法で、恐怖心をやわらげる効果があります。

<実績と経験に長けた歯科医の元で治療を受けるべき>
手術で痛みを感じないのは麻酔が効いているからで、逆に言えば麻酔を使用しなければ当然痛みを感じます。
そこで大切なのは、インプラントは実績と経験に長けた歯科医の元で治療を受けるべきだということです。
不慣れな歯科医が治療を行えば手術時間が長くなり、手術中に麻酔が切れてしまう可能性があるからです。

治療後の痛みについて

単に痛みの度合いを比較するなら、治療中よりもむしろ治療後の方が痛みを感じます。
と言うのも、その頃になると麻酔が切れてしまうからです。
そのため、インプラントの手術を行った後は歯科医院で痛み止めが処方されます。

また、あらかじめ痛み止めを飲んでおくことで麻酔が切れた後の痛みに対処する方法もあります。
最も、治療後の痛みは長期間続くわけではなく、ほとんどの患者さんが痛みは1日で治まったと答えます。
ちなみに、治療後の痛みの類としては抜歯した時の痛みに近いと言われています。

治療当日の帰宅後の注意点

インプラントでは入院する必要はないため、特に問題なければ当日の帰宅が可能です。
ただし治療直後は普段と同じ生活をすると痛みを感じてしまうことがあるため、
いくつかの点に注意しなければなりません。これについては担当の歯科医からも説明があるでしょう。

・血行が良くなる行為は控える
具体的には入浴、飲酒、運動などです。血行が良くなると血流によって神経が圧迫され、
患部が痛んだり炎症が起きたりする可能性があります。

・喫煙は厳禁
タバコは刺激物ですから患部に刺激を与えて痛みを引き起こします。
それどころかインプラントに支障が出る恐れもあり、治療の失敗のリスクを高めてしまいます。

・強めのうがいをしない
うがいをする場合は、水を含んだ後そっと吐き出すくらいの意識で行いましょう。
強いうがいは手術による傷口を悪化させ、出血や痛みを引き起こす原因になります。

・刺激物や固いものを食べない
香辛料などの刺激物が多く入った食べ物は患部への刺激になりますし、
固いものを食べることで傷口を悪化させてしまう可能性があります。

フラップレス手術について

インプラントの手術がどうしても怖いというのであれば、フラップレス手術を行う方法もあります。
フラップレス手術は切らない手術とも呼ばれており、
全く傷つかないとは言えないものの、従来の手術に比べて傷が小さく治療時間も短くてすみます。

ただしフラップレス手術は高い技術力を求められる治療方法ですから、
対応できる歯科医院が少ないという欠点があります。
このため、フラップレス手術を希望する場合は歯科医院選びがより重要になるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントすることでの痛みについてまとめます。

1. 治療する時は痛むのか :麻酔を使用するのでほとんど痛みはない。痛みよりも怖さの感情の方が強い
2. 治療後の痛みについて :麻酔が切れるため、むしろ治療時よりも治療後の方が痛む。痛み止めで対処する
3. 治療当日の帰宅後の注意点 :血行が良くなる行為は控える、喫煙は厳禁、強めのうがいをしないなど
4. フラップレス手術について :歯肉を切開する範囲を大幅に小さくできる治療方法

これら4つのことから、インプラントすることでの痛みについて分かります。
痛みがゼロとまでは言えませんが、インプラントすることでの痛みはほとんどありません。
こんなことを言うと半信半疑に思えるかもしれませんが、手術の経験がある人なら良く分かると思います。

手術の場合は麻酔を使用するのでほとんど痛みがなく、むしろ手術前の恐怖心の方が辛いですよね。
インプラントもこれと全く同じで、実際の治療時は麻酔を使用するので痛みはほとんどなく、
治療後も痛み止めで対処できるので痛みについては特に心配する必要はありません。

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